【報酬】と【コンペンセーション】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

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報酬とコンペンセーションの分かりやすい違い

報酬とコンペンセーションは、どちらも仕事をした見返りにもらうものです。

報酬は主にお金のことを指し、給料やボーナス、謝礼金などが含まれます。コンペンセーションは英語から来た言葉で、お金だけでなく、保険や休暇などの特典も全部含みます。

日本の会社では報酬、外資系企業ではコンペンセーションという言葉をよく使います。

報酬とは?

報酬とは、労働や役務の提供、成果に対して支払われる金銭的な対価のことで、給与、賞与、手数料、謝礼金などを含む幅広い概念です。

役員報酬、成果報酬、業績連動報酬など、様々な形態があり、労働の質や量、責任の重さ、成果の大きさなどに応じて決定されます。

日本の企業では、報酬委員会、報酬制度、報酬体系など、経営層や専門職の待遇を議論する際によく使用される言葉です。

報酬の例文

  • ( 1 ) 取締役の報酬については、株主総会での承認が必要です。
  • ( 2 ) 営業成績に応じた成果報酬制度を導入することになりました。
  • ( 3 ) フリーランスとして働く場合、報酬から源泉徴収されることがあります。
  • ( 4 ) コンサルタントへの報酬は、プロジェクト完了後に支払われます。
  • ( 5 ) 報酬委員会で、次期の役員報酬について議論されました。
  • ( 6 ) 弁護士への報酬は、着手金と成功報酬の二段階で支払います。

報酬の会話例

社長:今期の業績を踏まえ、役員報酬を見直します。
役員:報酬の算定基準について詳しく教えていただけますか?
クライアント:このプロジェクトの報酬はいくらになりますか?
コンサルタント:報酬体系について、詳細な提案書をお送りします。
人事:成果報酬の割合を増やすことを検討しています。
社員:報酬制度の透明性を高めていただきたいです。

コンペンセーションとは?

コンペンセーションとは、英語の「compensation」から来た言葉で、金銭的報酬だけでなく、福利厚生、株式報酬、各種手当、休暇制度など、従業員が受け取る総合的な待遇パッケージを指します。

トータルコンペンセーション、コンペンセーションパッケージなどの表現で使われ、特に外資系企業や人事領域で頻繁に使用されます。

近年は日本企業でも、優秀な人材の獲得・定着のため、包括的な報酬戦略を表す言葉として「コンペンセーション」が使われるようになっています。

コンペンセーションの例文

  • ( 1 ) 当社のコンペンセーション戦略を見直す必要があります。
  • ( 2 ) トータルコンペンセーションには、基本給、賞与、株式報酬が含まれます。
  • ( 3 ) 競合他社とコンペンセーションレベルを比較した調査結果があります。
  • ( 4 ) コンペンセーションパッケージには、医療保険や退職金制度も含まれています。
  • ( 5 ) 人材獲得のため、魅力的なコンペンセーションを提示しました。
  • ( 6 ) コンペンセーション&ベネフィット部門が新設されることになりました。

コンペンセーションの会話例

人事部長:コンペンセーション戦略の再構築が急務です。
経営陣:コンペンセーションコストの最適化も必要ですね。
応募者:御社のコンペンセーションパッケージについて教えてください。
採用担当:コンペンセーションの詳細は、オファー時にご説明します。
マネージャー:チームのコンペンセーションレビューを実施しましょう。
HR:コンペンセーションベンチマークのデータを準備しました。

報酬とコンペンセーションの違いまとめ

報酬とコンペンセーションの主な違いは、カバーする範囲の広さにあります。

報酬は主に金銭的な対価を指すのに対し、コンペンセーションは金銭以外の福利厚生や非金銭的な報酬も含む総合的な概念です。

人事担当者や管理職の方は、従業員の満足度向上のため、両方の観点から待遇を検討することが重要です。

報酬とコンペンセーションの読み方

  • 報酬(ひらがな):ほうしゅう
  • 報酬(ローマ字):hoshu
  • コンペンセーション(ひらがな):こんぺんせーしょん
  • コンペンセーション(ローマ字):kompenseeshon
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