【万能】と【有能】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

万能と有能の分かりやすい違い
万能と有能は、どちらも能力の高さを表しますが、範囲が異なります。
万能はあらゆることができること、有能は優れた能力を持つことです。
「万能」な人は理想的で、「有能」な人は実際に存在するという違いがあります。
万能とは?
万能とは、あらゆることができる、どんなことにも対応できる能力や性質のことです。完璧で理想的な状態を表し、現実には存在しにくい究極の能力を指します。物に対しても使われ、多機能で便利なものを表現することもあります。
「万能薬」「万能調味料」「万能選手」など、何にでも効果的、どんな場面でも活躍できることを表現します。理想的すぎて非現実的なニュアンスを含むこともあります。
スポーツでの多才な選手、便利な道具、理想の人物像など、完璧な能力や機能を持つものを表す時に使われる言葉です。
万能の例文
- ( 1 ) この調味料は万能で、どんな料理にも使える。
- ( 2 ) 万能な人なんて実際にはいないよ。
- ( 3 ) 彼は万能選手として、どのポジションもこなせる。
- ( 4 ) 万能薬があれば便利だが、現実には存在しない。
- ( 5 ) このアプリは万能で、様々な機能を備えている。
- ( 6 ) 万能ナイフは一つあると便利だ。
万能の会話例
「どんな人が理想?」
「万能な人がいればいいけど、無理だよね」
「この道具便利だね」
「万能だから一つあると助かるよ」
「完璧を求めすぎ?」
「万能である必要はないよ」
有能とは?
有能とは、仕事や特定の分野で優れた能力を持ち、実際に成果を出せることです。現実的に存在する高い能力を指し、職場や社会で評価される実力を表します。努力や経験によって身につけられる、実現可能な能力です。
「有能な社員」「有能な人材」「有能さを発揮する」など、実際の仕事や活動で優れた成果を出す人を表現します。具体的で実践的な能力を評価する言葉です。
職場での高い実績、問題解決能力、リーダーシップなど、実際に成果を出している人を評価する時に使われる実用的な表現です。
有能の例文
- ( 1 ) 彼女は有能な部下として信頼されている。
- ( 2 ) 有能な人材を採用することが重要だ。
- ( 3 ) 有能さは結果で証明される。
- ( 4 ) チームに有能なリーダーが必要だ。
- ( 5 ) 彼の有能さは誰もが認めるところだ。
- ( 6 ) 有能な人ほど謙虚なことが多い。
有能の会話例
「新人はどう?」
「とても有能で助かってる」
「昇進したんだって?」
「有能さが認められたんだね」
「誰に頼もうか」
「彼女が一番有能だと思う」
万能と有能の違いまとめ
万能は理想的な全能力、有能は現実的な優秀さを表します。
万能は非現実的な完璧さ、有能は実在する高い能力という違いがあります。
目指すべきは万能ではなく、実際に成果を出せる有能な人材です。
万能と有能の読み方
- 万能(ひらがな):ばんのう
- 万能(ローマ字):bannnou
- 有能(ひらがな):ゆうのう
- 有能(ローマ字):yuunou