【ぐっと】と【ぎゅっと】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

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ぐっととぎゅっとの分かりやすい違い

ぐっととぎゅっとは、どちらも力を込める様子を表す副詞ですが、力の方向が異なります。ぐっとは内側に力を込めて押さえたり、感情を抑えたりする様子を表し、我慢や抑制の印象を与えます。

一方、ぎゅっとは外から強く握ったり、抱きしめたりする様子を表し、愛情や親密さの印象を与えます。日常生活では、涙をぐっとこらえる、手をぎゅっと握るなど、内向きか外向きかで使い分けることで、より正確に力の使い方を表現できます。

ぐっととは?

ぐっとは、力を込めて押さえたり、感情を抑えたり、何かを我慢する様子を表す副詞です。内側に向かって力を入れる感じで、精神的な抑制や物理的な押さえ込みを表現します。

日常生活では、涙をこらえる時、怒りを抑える時、力を入れて押す時、お酒を飲み干す時、何かに耐える時などに使われます。ぐっと来るという表現で感動を表すこともあります。

ぐっとという表現は、日本人の我慢強さや感情を抑える文化を反映し、内に秘めた力強さを表現します。精神的にも肉体的にも使える、力強い印象を与える言葉です。

ぐっとの例文

  • ( 1 ) 涙をぐっとこらえた。
  • ( 2 ) ぐっと我慢して黙っていた。
  • ( 3 ) ペダルをぐっと踏み込んだ。
  • ( 4 ) ビールをぐっと飲み干した。
  • ( 5 ) 感動でぐっと胸が熱くなった。
  • ( 6 ) 歯をぐっと食いしばった。

ぐっとの会話例

悔しいけど、ぐっと我慢した。
偉いね。ぐっとこらえたんだ。
この映画、ぐっと来るね。
感動して、ぐっと胸が詰まる。
もう少しぐっと力入れて。
分かった。ぐっと押すね。

ぎゅっととは?

ぎゅっとは、外から強く握ったり、抱きしめたり、絞ったりする様子を表す副詞です。愛情を込めて抱きしめる時や、しっかりと握る時の動作を生き生きと表現します。日常生活では、子供を抱きしめる時、手を握る時、タオルを絞る時、荷物を詰め込む時、ドアノブを握る時などに使われます。

親密さや愛情を表現することが多い言葉です。ぎゅっとという表現は、温かみのある身体的接触を表し、愛情や親しみを感じさせます。

特に家族や恋人との触れ合いを表現する時に使われ、幸せな気持ちを伝える言葉です。

ぎゅっとの例文

  • ( 1 ) 子供をぎゅっと抱きしめた。
  • ( 2 ) 手をぎゅっと握った。
  • ( 3 ) タオルをぎゅっと絞った。
  • ( 4 ) カバンにぎゅっと詰め込んだ。
  • ( 5 ) ぎゅっと目を閉じた。
  • ( 6 ) 恋人をぎゅっと抱きしめた。

ぎゅっとの会話例

寒いから、ぎゅっとして。
ぎゅっと抱きしめるね。
手をぎゅっと握ってて。
うん、ぎゅっと握るよ。
お母さんにぎゅっとされた。
愛情いっぱいで嬉しいね。

ぐっととぎゅっとの違いまとめ

ぐっととぎゅっとは、力の込め方を表しますが、方向が異なります。ぐっとは内に向かう抑制的な力を、ぎゅっとは外から包み込む愛情的な力を表現します。

我慢か愛情表現かで使い分けることで、より正確に感情や動作を伝えることができます。日常会話では、我慢する時はぐっと、抱きしめる時はぎゅっとを使うなど、力の性質に合わせて選ぶことで、豊かな表現ができます。

ぐっととぎゅっとの読み方

  • ぐっと(ひらがな):ぐっと
  • ぐっと(ローマ字):gutto
  • ぎゅっと(ひらがな):ぎゅっと
  • ぎゅっと(ローマ字):gyutto
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