【本音】と【わがまま】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

本音とわがままの分かりやすい違い
本音とわがままは、どちらも自分の気持ちを表しますが、性質が異なります。
本音は心の奥にある真実の気持ち、わがままは相手を考えない身勝手な要求です。
「本音」を伝えることは大切ですが、「わがまま」は控えるべきという違いがあります。
本音とは?
本音とは、表面的な言葉や態度の裏にある、心の中の本当の気持ちや考えのことです。社交辞令や建前に対して、自分が本当に思っていることを指します。日本社会では本音と建前を使い分けることが多く、親しい人にだけ本音を話すことがあります。
「本音を言うと」「本音で話す」「本音が出る」など、真実の気持ちを表現する時に使います。信頼関係を深めるためには、適切なタイミングで本音を伝えることが大切です。
友人との深い会話、恋人への告白、仕事での率直な意見交換など、真実の気持ちを伝える場面で使われる重要な言葉です。
本音の例文
- ( 1 ) 彼女に本音を打ち明けることにした。
- ( 2 ) 本音を言えば、この仕事は向いていないと思う。
- ( 3 ) お酒を飲むと本音が出やすくなる。
- ( 4 ) 建前ばかりでなく、本音で話し合いたい。
- ( 5 ) 本音を隠して生きるのは疲れる。
- ( 6 ) ようやく本音を聞くことができた。
本音の会話例
「正直どう思う?」
「本音を言うと、ちょっと心配だよ」
「建前はいいから」
「じゃあ本音で話すね」
「なぜ言わなかったの?」
「本音を言いづらかったんだ」
わがままとは?
わがままとは、他人の気持ちや状況を考えずに、自分の欲求や都合だけを押し通そうとする身勝手な態度や行動のことです。子供っぽい振る舞いとして否定的に捉えられることが多く、社会生活では避けるべき行動とされています。
「わがままを言う」「わがままな性格」「わがままは通らない」など、自己中心的な要求や態度を表現します。相手への配慮が欠けている点が問題とされます。
無理な要求、自分勝手な行動、他人への配慮不足など、社会的に望ましくない振る舞いを指摘する時に使われる言葉です。
わがままの例文
- ( 1 ) 彼のわがままにはもう付き合いきれない。
- ( 2 ) わがままを言って周りを困らせてはいけない。
- ( 3 ) 子供のわがままは、ある程度は仕方ない。
- ( 4 ) わがままな要求ばかりする取引先。
- ( 5 ) 自分のわがままで関係を壊してしまった。
- ( 6 ) わがままを通そうとする態度は改めるべきだ。
わがままの会話例
「なんで遅刻したの?」
「ごめん、わがままだったね」
「いつも自分の都合ばかり」
「わがまま言ってごめん」
「無理な要求じゃない?」
「確かにわがままだったかも」
本音とわがままの違いまとめ
本音は誠実な真実の気持ち、わがままは身勝手な要求を表します。
本音は信頼関係を深め、わがままは人間関係を損なう違いがあります。
大人として本音を適切に伝え、わがままは抑えることが大切です。
本音とわがままの読み方
- 本音(ひらがな):ほんね
- 本音(ローマ字):honnne
- わがまま(ひらがな):わがまま
- わがまま(ローマ字):wagamama