【塗りつぶし】と【網掛け】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

塗りつぶしと網掛けの分かりやすい違い
塗りつぶしと網掛けは、どちらも領域を覆う方法ですが、見え方が異なります。
塗りつぶしは完全に色で埋めて下を隠し、網掛けは模様で覆いつつ下を見せます。
重要部分を隠すなら「塗りつぶし」、強調するなら「網掛け」を使います。
塗りつぶしとは?
塗りつぶしとは、図形や文字、領域などを完全に一色で埋めることです。元の内容を完全に覆い隠すため、下にあるものは見えなくなります。パソコンの図形描画、アンケートの回答欄、個人情報の保護などで使われる基本的な技法です。
「黒で塗りつぶす」「回答欄を塗りつぶす」「背景を塗りつぶす」など、完全に色で埋める作業を表します。デジタルでもアナログでも使われる表現です。
マークシートの記入、個人情報の黒塗り、図形の着色など、日常生活やオフィスワークで頻繁に使われる作業です。
塗りつぶしの例文
- ( 1 ) マークシートは鉛筆で丸を塗りつぶして回答する。
- ( 2 ) 個人情報は黒く塗りつぶして提出してください。
- ( 3 ) 図形を赤色で塗りつぶした。
- ( 4 ) アンケート用紙の該当欄を塗りつぶす。
- ( 5 ) 間違えた部分を修正液で塗りつぶした。
- ( 6 ) 背景を白で塗りつぶしてから、絵を描き始めた。
塗りつぶしの会話例
「この欄はどう記入する?」
「該当する番号を塗りつぶしてください」
「名前が見えちゃってる」
「黒く塗りつぶしておくね」
「どこにチェックした?」
「3番を塗りつぶしたよ」
網掛けとは?
網掛けとは、斜線、ドット、格子などの模様を使って、領域を薄く覆うことです。下の文字や内容が透けて見えるため、元の情報を残しながら、その部分を目立たせることができます。表計算ソフトや文書作成でよく使われる装飾技法です。
「セルに網掛けする」「重要部分に網掛け」「薄い網掛け」など、視覚的な強調や区別のために使います。ビジネス文書でよく見かける表現方法です。
エクセルの表、重要事項の強調、カレンダーの休日表示など、情報を見やすく整理する場面で活用されます。
網掛けの例文
- ( 1 ) エクセルで重要なセルに網掛けをした。
- ( 2 ) 休日には薄い灰色の網掛けをしている。
- ( 3 ) 表の見出し行に網掛けすると見やすくなる。
- ( 4 ) 注意事項の部分に黄色い網掛けをした。
- ( 5 ) 網掛けの濃さを調整して、読みやすくした。
- ( 6 ) レポートの引用部分に網掛けを使った。
網掛けの会話例
「この表、見にくいな」
「項目ごとに網掛けしようか」
「重要な部分がわからない」
「黄色の網掛けをしておいたよ」
「休みの日はどれ?」
「網掛けしてある日が休日だよ」
塗りつぶしと網掛けの違いまとめ
塗りつぶしは完全に覆い隠し、網掛けは透かして強調する違いがあります。
塗りつぶしは情報を隠す目的、網掛けは情報を目立たせる目的で使います。
用途に応じて、隠したいなら塗りつぶし、強調したいなら網掛けを選びましょう。
塗りつぶしと網掛けの読み方
- 塗りつぶし(ひらがな):ぬりつぶし
- 塗りつぶし(ローマ字):nuritsubushi
- 網掛け(ひらがな):あみかけ
- 網掛け(ローマ字):amikake