【用いる】と【利用する】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

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用いると利用するの分かりやすい違い

用いると利用するは、どちらも使うことですが、ニュアンスが異なります。

用いるは単に使うこと、利用するは有効に活用することです。

道具を「用いて」作業し、制度を「利用して」得をするという違いがあります。

用いるとは?

用いるとは、道具や方法、言葉などを使うことを表す、やや改まった表現です。「使う」とほぼ同じ意味ですが、より丁寧で文語的な響きがあります。学術的な文章、公式文書、説明書などでよく使われ、単純に何かを使用することを表します。特別な工夫や活用の意味は含まれません。

「この方法を用いる」「専門用語を用いる」「道具を用いる」など、フォーマルな場面での使用を表現します。書き言葉として使われることが多いです。

研究論文、取扱説明書、公式な報告書など、改まった文章で何かを使うことを表す時に使われる堅い表現です。

用いるの例文

  • ( 1 ) この実験では特殊な装置を用いる。
  • ( 2 ) 敬語を用いて話すことが大切だ。
  • ( 3 ) 伝統的な技法を用いて作られた作品。
  • ( 4 ) 最新の技術を用いた治療法。
  • ( 5 ) 正しい言葉を用いるよう心がける。
  • ( 6 ) この問題を解くには公式を用いる。

用いるの会話例

「どうやって作る?」
「この道具を用いて作ります」
「説明書には?」
「専門用語を用いて書かれてる」
「実験方法は?」
「新しい手法を用いる予定」

利用するとは?

利用するとは、物事の価値や機能を理解して、効果的に活用することです。単に使うだけでなく、自分の目的のために有効に使うという積極的な意味が含まれます。サービス、制度、施設など、提供されているものを活用する場合によく使われます。時には他人を自分の都合で使うという否定的な意味もあります。

「制度を利用する」「サービスを利用する」「機会を利用する」など、価値を引き出して活用することを表現します。日常会話でもビジネスでも頻繁に使われます。

公共施設の使用、割引制度の活用、便利なサービスの使用など、提供されているものを有効に使う場面で使われる実用的な表現です。

利用するの例文

  • ( 1 ) 図書館のサービスを利用している。
  • ( 2 ) 学割を利用して映画を見た。
  • ( 3 ) 空き時間を利用して勉強する。
  • ( 4 ) インターネットを利用した買い物が便利だ。
  • ( 5 ) 彼の人脈を利用させてもらった。
  • ( 6 ) 制度を上手に利用すれば節約できる。

利用するの会話例

「安く買える方法ある?」
「ポイントを利用すればいいよ」
「時間がない」
「通勤時間を利用したら?」
「施設は使える?」
「会員なら利用できるよ」

用いると利用するの違いまとめ

用いるは単純な使用、利用するは効果的な活用を表します。

用いるは中立的で形式的、利用するは積極的で実利的という違いがあります。

フォーマルな場面では用いる、実用的な場面では利用するを使います。

用いると利用するの読み方

  • 用いる(ひらがな):もちいる
  • 用いる(ローマ字):mochiiru
  • 利用する(ひらがな):りようする
  • 利用する(ローマ字):riyousuru
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