【程遠い】と【かけ離れている】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

程遠いとかけ離れているの分かりやすい違い
程遠いとかけ離れているは、どちらも大きな差を表しますが、視点が異なります。
程遠いは目標までの距離が遠いことで、かけ離れているは二つの差が極端なことです。
完成には「程遠い」、予想とは「かけ離れている」というように使います。
程遠いとは?
程遠いとは、ある目標や理想、完成形から見て、現状がまだまだ遠く及ばない状態を表します。到達すべき地点までの距離が相当あることを示し、「まだまだ」という気持ちを含んだ表現です。努力の余地があることを暗示します。
「完璧には程遠い」「理想とは程遠い」など、現状と目標との間にある大きな隔たりを表現します。謙遜や自己評価でもよく使われる言葉です。
技術の習得、目標達成、理想の実現など、まだ道のりが長いことを表現する場面で使われる日常的な言葉です。
程遠いの例文
- ( 1 ) プロのレベルには程遠い演奏だった。
- ( 2 ) 完成には程遠いが、少しずつ進歩している。
- ( 3 ) 理想の体型には程遠いので、運動を続ける。
- ( 4 ) 彼の料理の腕前は、シェフには程遠い。
- ( 5 ) 平和な世界の実現には、まだ程遠い。
- ( 6 ) 私の英語力は、ネイティブには程遠い。
程遠いの会話例
「上達した?」
「いや、まだプロには程遠いよ」
「目標達成できそう?」
「理想には程遠いけど、頑張ってる」
「合格ラインは?」
「今の実力じゃ程遠いな」
かけ離れているとは?
かけ離れているとは、二つのものの間に極端に大きな差があることを表します。予想と現実、期待と結果など、比較する二つのものがあまりにも違いすぎる状態を強調する表現です。その差の大きさに驚きや戸惑いを含むことがあります。
「現実とかけ離れている」「予想とかけ離れた結果」など、二つのものの極端な違いを表現します。比較を前提とした表現です。
予測と結果、理想と現実、価格と価値など、二つのものを比べて差が大きすぎる時に使う表現です。
かけ離れているの例文
- ( 1 ) 彼の年収は、平均とかけ離れている。
- ( 2 ) 予想とかけ離れた試験結果に驚いた。
- ( 3 ) 理想と現実がかけ離れていて、がっかりした。
- ( 4 ) 提示された金額は、相場とかけ離れていた。
- ( 5 ) 彼女の価値観は、私とはかけ離れている。
- ( 6 ) 計画と実際の進捗がかけ離れている。
かけ離れているの会話例
「給料どれくらいもらってるの?」
「期待してた額とはかけ離れてるよ」
「天気予報当たった?」
「予報とかけ離れた天気になったね」
「見積もり出た?」
「予算とかけ離れた金額だったよ」
程遠いとかけ離れているの違いまとめ
程遠いは到達点への距離、かけ離れているは二者間の差を表します。
程遠いは一方向の評価、かけ離れているは比較による評価です。
目標には程遠くても努力し、現実とかけ離れた期待は持たないことが大切です。
程遠いとかけ離れているの読み方
- 程遠い(ひらがな):ほどとおい
- 程遠い(ローマ字):hodotooi
- かけ離れている(ひらがな):かけはなれている
- かけ離れている(ローマ字):kakehanareteiru