【秘匿】と【内緒】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

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秘匿と内緒の分かりやすい違い

秘匿と内緒はどちらも秘密にすることですが、使う場面が違います。

秘匿は、重要な情報や機密事項を意図的に隠すことで、会社や国の機密など公的な場面で使われます。内緒は、個人的な秘密を他の人に言わないことで、「内緒話」のように日常的に使われます。

公的で重要な秘密は「秘匿」、個人的な秘密は「内緒」と使い分けます。

秘匿とは?

秘匿とは、重要な情報や事実を意図的に隠し、外部に漏れないよう厳重に管理することを表す言葉です。

主に企業の機密情報、国家機密、個人情報など、公的で重要度の高い情報に対して使われます。「情報を秘匿する」「秘匿性が高い」など、組織的な情報管理の文脈で用いられることが多く、法的な責任を伴う場合もあります。

ビジネスや行政の場面でよく使われる硬い表現で、情報セキュリティの重要性が高まる現代において、ますます重要な概念となっています。

秘匿の例文

  • ( 1 ) 会社の新製品情報は発表まで秘匿される。
  • ( 2 ) 個人情報の秘匿は企業の重要な責任だ。
  • ( 3 ) 軍事情報の秘匿レベルは最高度に設定されている。
  • ( 4 ) 秘匿すべき情報が漏洩して大問題になった。
  • ( 5 ) 研究データの秘匿性を保つため、アクセス制限をかけた。
  • ( 6 ) 政府は重要文書を50年間秘匿することを決定した。

秘匿の会話例

この情報は秘匿扱いになっているから気をつけて。
秘匿レベルが高い資料なんだね。
そう、関係者以外には絶対に秘匿しないといけない。
秘匿情報の管理って責任重大だね。
うん、秘匿義務違反は処分の対象になるから。
情報の秘匿は現代社会の重要な課題だよね。

内緒とは?

内緒とは、特定の人だけに留めて他の人には言わない個人的な秘密のことを指す、日常的な言葉です。

「内緒話」「内緒にしておいて」など、友人や家族間での秘密の共有によく使われます。子供から大人まで幅広く使える親しみやすい表現で、プレゼントの計画やサプライズ、個人的な相談事など、日常生活の様々な場面で使用されます。

秘密の重要度は比較的軽く、親密な関係性の中で使われることが特徴で、信頼関係を前提とした言葉といえます。

内緒の例文

  • ( 1 ) 誕生日プレゼントのことは本人には内緒にしておいて。
  • ( 2 ) 内緒話があるから、ちょっと二人だけで話そう。
  • ( 3 ) これは私たちだけの内緒だからね。
  • ( 4 ) 母には内緒で、父の還暦祝いを計画している。
  • ( 5 ) 給料の額は同僚には内緒にしている人が多い。
  • ( 6 ) 内緒にしていたけど、実は転職を考えているんだ。

内緒の会話例

ねえ、内緒の話があるんだけど...
何?内緒話って気になる!
実は来月結婚することになったの。でもまだ内緒ね。
えー!おめでとう!もちろん内緒にしておくよ。
みんなには来週発表するから、それまで内緒でお願い。
分かった!内緒話を聞けて嬉しいよ。

秘匿と内緒の違いまとめ

秘匿は組織的・公的な重要情報を厳重に隠すことで、法的責任も伴う硬い表現です。

一方、内緒は個人的な秘密を親しい人だけに留めることで、日常的で親しみやすい表現です。

ビジネスや公的場面では「秘匿」、プライベートな場面では「内緒」を使うのが適切です。

秘匿と内緒の読み方

  • 秘匿(ひらがな):ひとく
  • 秘匿(ローマ字):hitoku
  • 内緒(ひらがな):ないしょ
  • 内緒(ローマ字):naisho
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