【在住】と【居住】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

在住と居住の分かりやすい違い
在住と居住は、どちらも住むことに関する言葉ですが、使用場面が異なります。在住は東京在住のように、現在どこに住んでいるかを示す日常的な表現です。
居住は居住権、居住地のように、より公式で法的なニュアンスを持つ表現です。
日常会話では在住、公的書類では居住を使うことが多いです。
在住とは?
在住とは、現在その場所に住んでいることを表す言葉です。東京在住、ニューヨーク在住のように、地名の後につけて使うことが多く、自己紹介やプロフィール、SNSなどで自分の住んでいる場所を簡潔に伝える際によく使われます。比較的カジュアルで日常的な表現です。
在住歴、在住者といった使い方もあり、その土地に住んでいる期間や人を表すこともできます。海外在住の日本人、地方在住のフリーランサーなど、住んでいる場所が特徴的な場合に、その人の属性を表す言葉としても使われます。
在住は単に住んでいるという事実を述べる中立的な表現で、一時的な滞在と区別して、ある程度の期間その場所を生活の拠点としていることを示します。転勤や留学などで住む場所が変わっても、現在の居場所を示す便利な表現として広く使われています。
在住の例文
- ( 1 ) 私は福岡在住の会社員です。
- ( 2 ) パリ在住の日本人アーティストの展覧会が開催されます。
- ( 3 ) 北海道在住なので、冬の寒さには慣れています。
- ( 4 ) 10年間アメリカ在住でしたが、最近帰国しました。
- ( 5 ) 地方在住のメリットは、自然が身近にあることです。
- ( 6 ) 現在、実家のある大阪在住で、リモートワークをしています。
在住の会話例
居住とは?
居住とは、ある場所に住むこと、または住んでいる状態を表す、やや堅い印象の言葉です。居住地、居住権、居住年数のように、法律や行政、公的な文書で使われることが多く、単に住んでいるという事実だけでなく、法的な権利や義務を含む概念として使われます。
居住するという動詞形でも使われ、この地域に居住する人々のように、公式な文章や報告書などで用いられます。また、居住環境、居住空間といった複合語では、住まいの質や条件を表す専門用語として使われることもあります。
居住は在住よりも法的・行政的なニュアンスが強く、住民票や各種申請書、契約書などの公的書類では居住地、居住年数といった形で使われます。権利や資格に関わる文脈で使われることが多いため、日常会話ではあまり使われません。
居住の例文
- ( 1 ) 居住地の変更届を市役所に提出してきました。
- ( 2 ) 5年以上居住している方が対象の制度です。
- ( 3 ) 快適な居住環境を求めて、郊外に引っ越しました。
- ( 4 ) 居住権に関するトラブルは、弁護士に相談しましょう。
- ( 5 ) この地域に居住する外国人の数が増えています。
- ( 6 ) 居住年数によって、受けられるサービスが異なります。
居住の会話例
在住と居住の違いまとめ
在住と居住の最大の違いは、使用場面の公式度です。在住は日常的な状態表現、居住は公式・法的な表現です。
日常会話やSNSでは在住、役所の書類や契約書では居住を使うのが適切です。
どちらも住むことを表しますが、場面に応じた使い分けが大切です。
在住と居住の読み方
- 在住(ひらがな):ざいじゅう
- 在住(ローマ字):zaijuu
- 居住(ひらがな):きょじゅう
- 居住(ローマ字):kyojuu