【しつこい】と【くどい】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

しつこいとくどいの分かりやすい違い
しつこいとくどいは、どちらも度を越した様子を表す形容詞ですが、対象が異なります。しつこいは同じことを何度も繰り返したり、諦めずに執拗に続ける様子を表します。
一方、くどいは話や説明が必要以上に長く詳しかったり、味が濃すぎたりする様子を表します。日常生活では、しつこい勧誘、くどい説明など、行動の執拗さか表現の冗長さかで使い分けることで、より正確に不快感を表現できます。
しつこいとは?
しつこいは、同じことを何度も繰り返したり、相手が嫌がっているのに諦めない執拗な様子を表す形容詞です。粘り強さが度を越して、相手に不快感を与える状態を表現します。日常生活では、何度も誘う、同じ質問を繰り返す、諦めない営業、つきまとう行為、長引く症状などに使われます。
相手の気持ちを考えない、迷惑な行動を批判する時に使う言葉です。しつこいという表現は、適度な粘り強さを超えた執拗さを表し、相手との関係を悪化させる可能性がある行動を指摘します。
人間関係において避けるべき態度を示す、重要な警告の言葉です。
しつこいの例文
- ( 1 ) しつこい勧誘に困っている。
- ( 2 ) 彼はしつこく誘ってくる。
- ( 3 ) しつこい咳が続いている。
- ( 4 ) しつこく聞かないでほしい。
- ( 5 ) 汚れがしつこくて落ちない。
- ( 6 ) しつこい性格は嫌われる。
しつこいの会話例
くどいとは?
くどいは、話や説明が必要以上に長く詳しい様子や、味付けが濃すぎる様子を表す形容詞です。シンプルであるべきものが、過剰に複雑になっている状態を批判的に表現します。日常生活では、長すぎる説明、同じ話の繰り返し、濃すぎる味付け、派手すぎるデザインなどに使われます。
聞く人や食べる人に疲労感を与える、過剰さを表す言葉です。くどいという表現は、もっとシンプルにという要望を含み、コミュニケーションや料理において適度さの重要性を示します。
年配の人の話し方を表現する時にも使われることがある、日常的な批判表現です。
くどいの例文
- ( 1 ) 説明がくどくて疲れた。
- ( 2 ) この料理は味がくどい。
- ( 3 ) くどい話し方をやめてほしい。
- ( 4 ) デザインがくどすぎる。
- ( 5 ) くどい言い訳は聞きたくない。
- ( 6 ) 年を取ると話がくどくなる。
くどいの会話例
しつこいとくどいの違いまとめ
しつこいとくどいは、過剰さを表しますが、対象が異なります。しつこいは行動の執拗さを、くどいは表現や味の冗長さ・濃さを表現します。
何が過剰なのかで使い分けることで、より的確に問題点を指摘できます。日常会話では、繰り返す行動はしつこい、長い話や濃い味はくどいを使うなど、過剰さの種類に応じて選ぶことで、適切な批判ができます。
しつこいとくどいの読み方
- しつこい(ひらがな):しつこい
- しつこい(ローマ字):shitsukoi
- くどい(ひらがな):くどい
- くどい(ローマ字):kudoi