【もしくは】と【または】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

もしくはとまたはの分かりやすい違い
もしくはは二つの選択肢のうちどちらか一方を選ぶ際に使う接続詞で、より口語的で日常的な表現です。またはも同じ意味ですが、より文語的・公式的で、法律文書や正式な文書で使われます。もしくはは日常的、またはは公式的という使い分けがあり、文章の格式によって選択されます。
もしくはとは?
もしくはは、二つ以上の選択肢からいずれか一つを選ぶことを示す接続詞です。「もし」という仮定の意味を含み、やや口語的で親しみやすい印象を与えます。「コーヒーもしくは紅茶」「電話もしくはメール」のように、日常会話や一般的な文章で頻繁に使用されます。選択肢を並列的に提示し、どちらでも構わないというニュアンスを含むことが多いです。ビジネス文書でも使用されますが、親しみやすさを演出したい場合に選ばれることが多く、顧客向けの案内文などでよく見られます。話し言葉に近い自然な表現として、幅広い年齢層に理解されやすい接続詞といえるでしょう。
もしくはの例文
- ( 1 ) 明日もしくは明後日に伺います。
- ( 2 ) 現金もしくはクレジットカードでお支払いください。
- ( 3 ) 電車もしくはバスでお越しください。
- ( 4 ) 昼食もしくは夕食をご一緒しませんか。
- ( 5 ) 赤もしくは青、どちらがお好みですか。
- ( 6 ) 資料をメールもしくはFAXでお送りします。
もしくはの会話例
またはとは?
またはは、もしくはと同じく選択を示す接続詞ですが、より文語的で格式高い表現です。法律文書、公式文書、学術論文などで標準的に使用され、厳密性や正確性が求められる文脈で好まれます。「申請者または代理人」「書面または電磁的記録」など、法的な文書では「または」が原則として使用されます。論理学では「OR」に相当し、包含的選言(両方も可)と排他的選言(どちらか一方のみ)の両方の意味を持ちます。客観的で中立的な印象を与えるため、感情を排した事務的な文章に適しています。公的機関の文書、契約書、規則などでは、もしくはよりまたはが選ばれる傾向が強い、格式ある接続詞です。
またはの例文
- ( 1 ) 本人または代理人が手続きを行うこと。
- ( 2 ) 書面または電子メールにて通知する。
- ( 3 ) 違反者には罰金または懲役が科される。
- ( 4 ) 午前または午後の都合の良い時間に来てください。
- ( 5 ) 申請書は窓口または郵送で提出できます。
- ( 6 ) 正会員または準会員として登録が可能です。
またはの会話例
もしくはとまたはの違いまとめ
もしくはとまたは、どちらも選択を示す接続詞で基本的な意味は同じですが、使用場面と印象が異なります。もしくはは口語的で親しみやすく、日常会話や一般的な文書で使われます。またはは文語的で公式的、法律文書や正式な文書で使われます。カジュアルな場面ではもしくは、フォーマルな場面ではまたはという使い分けが一般的です。
もしくはとまたはの読み方
- もしくは(ひらがな):もしくは
- もしくは(ローマ字):moshikuwa
- または(ひらがな):または
- または(ローマ字):matawa