【複数】と【多数】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

複数と多数の分かりやすい違い
複数と多数は、どちらも数の多さを表しますが、程度が異なります。
複数は2つ以上なら使え、多数はかなり多い数を指します。
選択肢が「複数」あり、参加者が「多数」いるという使い分けをします。
複数とは?
複数とは、2つ以上の数を表す言葉で、単数(1つ)に対する概念です。2つでも3つでも100個でも、1つより多ければ複数と表現できます。数の多さを強調するのではなく、単に1つではないことを示す客観的な表現です。
「複数の選択肢」「複数回」「複数人」など、2つ以上あることを示す時に使います。ビジネスや日常会話で頻繁に使われる基本的な言葉です。
アンケートの回答選択、会議の日程調整、グループ活動など、2つ以上の選択や参加がある場面で使われる実用的な表現です。
複数の例文
- ( 1 ) 複数の案から最適なものを選ぶ。
- ( 2 ) 複数の店舗で販売している。
- ( 3 ) 複数回にわたって話し合った。
- ( 4 ) 複数の資格を持っている。
- ( 5 ) 複数の要因が重なった結果だ。
- ( 6 ) 複数人で作業を分担する。
複数の会話例
「選択肢はいくつ?」
「複数あるから選べるよ」
「何人で行く?」
「複数人で行く予定」
「候補は?」
「複数の候補を検討中」
多数とは?
多数とは、数が多いことを表す言葉で、少数に対する概念です。具体的な数は文脈により異なりますが、一般的にはかなりの数、大部分を占める数を指します。量的な多さを強調する表現です。
「多数決」「多数の参加者」「多数意見」など、数の多さが重要な意味を持つ場面で使います。集団の中での多い方を示す時によく使われます。
投票、イベントの参加者、アンケート結果など、数の多さが意味を持つ場面で使われる言葉です。
多数の例文
- ( 1 ) 多数の応募をいただきました。
- ( 2 ) 多数決で決定することになった。
- ( 3 ) 多数の来場者で賑わった。
- ( 4 ) 多数のご意見をいただいている。
- ( 5 ) 多数派の意見に従うことにした。
- ( 6 ) 多数の被害が報告されている。
多数の会話例
「参加者は?」
「多数の申し込みがあったよ」
「賛成の人は?」
「多数が賛成している」
「どれくらい集まった?」
「多数の人が集まったよ」
複数と多数の違いまとめ
複数は2つ以上、多数は数が多いことを表します。
複数は最小限の数から、多数は量的な多さを強調する違いがあります。
正確に伝えるため、少なければ複数、たくさんなら多数を使い分けましょう。
複数と多数の読み方
- 複数(ひらがな):ふくすう
- 複数(ローマ字):fukusuu
- 多数(ひらがな):たすう
- 多数(ローマ字):tasuu