【ぐずぐず】と【ずるずる】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

ぐずぐずとずるずるの分かりやすい違い
ぐずぐずとずるずるは、どちらも物事が進まない様子を表す擬態語ですが、原因と状態が異なります。ぐずぐずは迷いや不満で決断や行動を先延ばしにする様子を表し、本人の意思の問題を示します。
一方、ずるずるは物事が長引いたり、引きずられるように続く様子を表し、状況の継続性を示します。日常生活では、決められずにぐずぐずする、関係がずるずる続くなど、遅れの原因に応じて使い分けることで、より正確に状況を表現できます。
ぐずぐずとは?
ぐずぐずは、決断できずに迷ったり、不満を言いながら行動を先延ばしにする様子を表す擬態語です。はっきりしない態度や、子供が駄々をこねる様子も表現し、意思決定の弱さを示します。日常生活では、買い物で迷う時、朝起きられない時、子供が泣きながら嫌がる時、決断を先延ばしにする時、文句を言いながら動かない時などに使われます。
周りをイライラさせることもある行動です。
ぐずぐずという表現は、優柔不断な態度や甘えた行動を表し、さっさと決めて、早くしてと促されるような状況を示します。誰もが経験する、決められない心理状態を表す言葉です。
ぐずぐずの例文
- ( 1 ) 買うかどうかぐずぐず迷っている。
- ( 2 ) 朝起きるのをぐずぐずしていた。
- ( 3 ) 子供がぐずぐず泣いている。
- ( 4 ) 返事をぐずぐず先延ばしにした。
- ( 5 ) 準備をぐずぐずして遅刻した。
- ( 6 ) ぐずぐず言わずに早く決めて。
ぐずぐずの会話例
ずるずるとは?
ずるずるは、物事が長引いたり、引きずられるように続いたりする様子を表す擬態語です。また、鼻をすする音や、物を引きずる音も表現し、ダラダラと続く状態を示します。日常生活では、期限が延びる時、関係が長引く時、鼻水をすする時、重い物を引きずる時、悪い習慣が続く時などに使われます。
なかなか終わらない、区切りがつかない状態を表現します。
ずるずるという表現は、本来終わるべきものが続いてしまう状況を表し、けじめのなさや締まりのなさを感じさせます。改善や決断が必要な状態を示唆する言葉です。
ずるずるの例文
- ( 1 ) 締め切りがずるずると延びた。
- ( 2 ) 関係をずるずる続けている。
- ( 3 ) 風邪をずるずる引きずっている。
- ( 4 ) 鼻水をずるずるすすっている。
- ( 5 ) 重い荷物をずるずる引きずった。
- ( 6 ) 会議がずるずると長引いた。
ずるずるの会話例
ぐずぐずとずるずるの違いまとめ
ぐずぐずとずるずるは、物事が進まない様子を表しますが、視点が異なります。ぐずぐずは本人の迷いや意思の弱さを、ずるずるは状況が長引く様子を表現します。
遅れの原因に応じて使い分けることで、より正確に問題点を伝えることができます。日常会話では、決断できない時はぐずぐず、期限が延びる時はずるずるを使うなど、状況に合わせて選ぶことで、適切な表現ができます。
ぐずぐずとずるずるの読み方
- ぐずぐず(ひらがな):ぐずぐず
- ぐずぐず(ローマ字):guzuguzu
- ずるずる(ひらがな):ずるずる
- ずるずる(ローマ字):zuruzuru