【後日】と【後刻】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

後日と後刻の分かりやすい違い
後日と後刻は、どちらもあとでを表しますが、時間の長さが異なります。後日は後日改めて連絡しますのように、別の日(数日後や数週間後)を指します。
後刻は後刻お電話しますのように、同じ日の数時間後を指します。
日常では、今日中の予定は後刻、別の日の予定は後日と使い分けます。
後日とは?
後日とは、今日ではなく、別の日のことを指す言葉です。具体的には数日後から数週間後、場合によっては数ヶ月後まで含む幅広い期間を表します。後日お返事します、後日改めてのように、すぐには対応できないが、いずれ必ず行うという約束を含んだ表現として使われます。
ビジネスシーンでは頻繁に使われる表現で、詳細は後日お知らせします、後日書類をお送りしますなど、時間が必要な案件を丁寧に伝える際に便利です。具体的な日付を決められない場合でも、対応する意思があることを示せる礼儀正しい表現として重宝されています。
後日は、相手に待ってもらう必要がある場合の配慮を示す言葉でもあります。ただし、あまり長期間放置すると信頼を失うため、後日と言った場合は、なるべく早めに対応することが社会人としてのマナーです。
後日の例文
- ( 1 ) 詳しい資料は後日メールでお送りいたします。
- ( 2 ) 後日、ゆっくりお話を聞かせてください。
- ( 3 ) 検査結果は後日郵送でお知らせします。
- ( 4 ) この件については後日改めて相談させていただきます。
- ( 5 ) 後日、お礼に伺わせていただきます。
- ( 6 ) 契約書は後日、正式なものを作成してお渡しします。
後日の会話例
後刻とは?
後刻とは、同じ日のうちの、もう少し後の時間を指す言葉です。一般的には数分後から数時間後までの比較的短い時間を表します。後刻お伺いします、後刻ご連絡しますのように、今すぐではないが今日中には行うという意味で使われる、やや改まった表現です。
日常会話よりもビジネスや公式な場面で使われることが多く、あとで、のちほどをより丁寧に表現したい時に用います。会議中に詳細は後刻説明しますと言えば、その会議の後半や終了後すぐに説明するという意味になり、時間の見通しを相手に伝えることができます。
後刻は、緊急性はないが当日中に処理する必要がある案件に使うのに適しています。電話の折り返しや、追加情報の提供など、数時間以内に対応できる場合に使うと、相手も安心して待つことができる便利な表現です。
後刻の例文
- ( 1 ) 会議の詳細は後刻メールでお知らせします。
- ( 2 ) 後刻、担当者から折り返しお電話させていただきます。
- ( 3 ) 今は立て込んでいるので、後刻お話しできますか。
- ( 4 ) 資料を確認して、後刻ご返答いたします。
- ( 5 ) 後刻、改めてご挨拶に伺います。
- ( 6 ) 質問への回答は、後刻まとめてお答えします。
後刻の会話例
後日と後刻の違いまとめ
後日と後刻の最大の違いは、時間の単位です。後日は日をまたぐ未来、後刻は同日内の未来を指します。
ビジネスや日常生活では、対応に日数が必要なら後日、今日中に対応可能なら後刻を使うと適切です。
この使い分けを理解することで、相手に正確な時間感覚を伝えることができます。
後日と後刻の読み方
- 後日(ひらがな):ごじつ
- 後日(ローマ字):gojitsu
- 後刻(ひらがな):ごこく
- 後刻(ローマ字):gokoku