【扶養家族】と【配偶者】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

扶養家族と配偶者の分かりやすい違い
扶養家族と配偶者は家族に関する言葉ですが、指す範囲が全く違います。扶養家族は、自分が経済的に養っている家族全員のことで、配偶者(夫や妻)、子供、両親などが含まれます。
配偶者は、結婚している相手(夫または妻)だけを指す言葉です。
例えば、妻と子供2人を養っている場合、扶養家族は3人ですが、配偶者は妻1人だけということになります。
扶養家族とは?
扶養家族とは、主に収入を得ている人が経済的に養っている家族のことで、税金や社会保険の手続きで重要な概念です。一般的には、収入がない又は少ない配偶者、子供、両親、祖父母などが含まれます。
扶養家族として認定されると、税金の控除を受けられたり、健康保険の被扶養者になれたりします。年収要件(通常103万円や130万円)があり、これを超えると扶養から外れることになります。
会社の年末調整や確定申告の際に、扶養家族の人数や状況を申告することで、税負担が軽減される仕組みになっています。
扶養家族の例文
- ( 1 ) 扶養家族が増えたので、会社に届け出をした。
- ( 2 ) 扶養家族の人数によって、税金の控除額が変わる。
- ( 3 ) パートの収入が増えすぎて、扶養家族から外れてしまった。
- ( 4 ) 扶養家族として両親を健康保険に加入させた。
- ( 5 ) 年末調整で扶養家族の情報を更新する必要がある。
- ( 6 ) 子供が就職したら、扶養家族から外れることになる。
扶養家族の会話例
配偶者とは?
配偶者とは、法律上の結婚相手のことで、夫から見た妻、妻から見た夫を指す正式な言葉です。役所の書類や公的な手続きでよく使われる用語で、配偶者の有無、配偶者の氏名などの欄があります。
事実婚やパートナーシップ制度の相手は、法的には配偶者に含まれないことが多いですが、最近は制度が変わりつつあります。
日常会話では夫、妻、主人、奥さんなどと言いますが、公式な場面では性別に関係なく使える配偶者という言葉が使われます。
配偶者の例文
- ( 1 ) 配偶者の同意が必要な手続きがある。
- ( 2 ) 配偶者控除を受けるための条件を確認した。
- ( 3 ) 緊急連絡先には配偶者の携帯番号を記入した。
- ( 4 ) 配偶者がいる場合といない場合で、税金が違う。
- ( 5 ) 入院時の保証人は配偶者にお願いした。
- ( 6 ) 配偶者の収入も合わせて、住宅ローンの審査を受けた。
配偶者の会話例
扶養家族と配偶者の違いまとめ
扶養家族は経済的に養っている家族全員(配偶者、子供、親など)を指す広い概念です。一方、配偶者は結婚相手(夫または妻)のみを指す限定的な言葉です。
扶養家族の中に配偶者が含まれることはありますが、配偶者は扶養家族の一部であり、イコールではないということを理解しておきましょう。
扶養家族と配偶者の読み方
- 扶養家族(ひらがな):ふようかぞく
- 扶養家族(ローマ字):fuyoukazoku
- 配偶者(ひらがな):はいぐうしゃ
- 配偶者(ローマ字):haiguusha