【デザート】と【甘味】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

デザートと甘味の分かりやすい違い
デザートは、食事の最後に食べるケーキやアイスクリームなど、甘い料理全般を指す西洋から来た言葉です。
甘味は、和菓子など日本風の甘いものや、甘い味そのものを指す日本の言葉です。
デザートは「洋風の食後の甘いもの」、甘味は「和風の甘いもの」という違いがあります。
デザートとは?
デザートとは、フランス語の「dessert」に由来し、食事の最後に提供される甘い料理全般を指します。ケーキ、アイスクリーム、プリン、フルーツ、チョコレートなど種類は多岐にわたり、コース料理の締めくくりとして重要な役割を果たします。フルコースでは欠かせない要素です。
デザートには、口直しや消化促進の効果もあるとされ、食事の満足感を高める役割があります。レストランでは「デザートメニュー」「本日のデザート」として別途用意され、パティシエが腕を振るう見せ場でもあります。最近では、低糖質デザートやヴィーガンデザートなど、健康志向のものも増えています。
カフェ文化の発展により、デザートは食後だけでなく、午後のティータイムの主役としても定着しています。「デザートビュッフェ」「デザートプレート」など、デザートを主役にしたサービスも人気です。
デザートの例文
- ( 1 ) 食後のデザートを楽しみにしています。
- ( 2 ) デザートは別腹という言葉通り、つい注文してしまいます。
- ( 3 ) 手作りデザートの教室に通い始めました。
- ( 4 ) デザートプレートの盛り付けが、インスタ映えします。
- ( 5 ) ヘルシーなデザートレシピを研究中です。
- ( 6 ) 記念日には特別なデザートでお祝いします。
デザートの会話例
甘味とは?
甘味とは、五味(甘味、酸味、塩味、苦味、旨味)の一つである甘い味覚を指す言葉ですが、転じて和菓子や和風の甘い食べ物を指す言葉としても使われます。「甘味処(かんみどころ)」という言葉があるように、特に日本の伝統的な甘い菓子類を提供する店や、その菓子自体を指すことが多いです。
甘味処で提供される代表的なものには、あんみつ、みつ豆、ぜんざい、おしるこ、わらび餅、くずきりなどがあります。これらは茶道の文化とも深く結びつき、抹茶や煎茶と共に楽しまれることが一般的です。季節感を大切にし、春は桜餅、夏は水ようかん、秋は栗きんとん、冬はぜんざいなど、旬を表現します。
また、甘味は単に甘いだけでなく、上品で控えめな甘さが特徴で、素材の味を活かした自然な甘さが好まれます。餡の甘さ、きな粉の香ばしさ、黒蜜の深い味わいなど、繊細な味の調和が重視されます。
甘味の例文
- ( 1 ) 甘味処で、抹茶とあんみつをいただきました。
- ( 2 ) 季節の甘味を楽しむのが、私の癒しの時間です。
- ( 3 ) 上品な甘味は、日本茶によく合います。
- ( 4 ) 京都の甘味は、見た目も味も繊細で感動しました。
- ( 5 ) 甘味を控えめにした和菓子が好みです。
- ( 6 ) お茶会の甘味選びには、いつも悩みます。
甘味の会話例
デザートと甘味の違いまとめ
デザートは西洋由来で食後の甘い料理全般、甘味は日本的で和風の甘い菓子という違いがあります。
レストランでは「デザート」、和食店や甘味処では「甘味」というように、店の形態で使い分けられます。デザートはケーキからフルーツまで幅広く、甘味は和菓子中心という範囲の違いもあります。
現代では境界が曖昧になりつつありますが、文化的背景を理解して使い分けることで、より適切な表現ができます。
デザートと甘味の読み方
- デザート(ひらがな):でざーと
- デザート(ローマ字):dezaato
- 甘味(ひらがな):かんみ
- 甘味(ローマ字):kanmi