【ATM】と【OTM】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
ATMとOTMの分かりやすい違い
ATMとOTMは、オプション取引での価格の位置関係を表す用語です。ATMは権利行使価格と現在の価格が同じ状態、OTMは権利を行使しても損する状態を意味します。
ATMは五分五分の状態、OTMは不利な状態という違いがあり、オプションの価値と戦略に大きく影響します。
ATMとは?
ATM(At The Money:アット・ザ・マネー)とは、オプションの権利行使価格が原資産の現在価格とほぼ同じ状態を指します。例えば、日経平均が30,000円の時、権利行使価格30,000円のオプションがATMです。
この状態では、オプションに本質的価値はなく、時間価値のみを持ちます。ATMオプションは、ガンマが最大となり、原資産価格の変動に対して最も敏感に反応します。
ストラドルやストラングルなどの中立的戦略でよく使用されます。プレミアムは適度で、方向性を予想しない戦略に適しています。
ATMの例文
- ( 1 ) 日経平均30,000円時点で、30,000円コールはATMとなり、ガンマ値が最大です。
- ( 2 ) ATMストラドルを構築し、大きな価格変動から利益を狙っています。
- ( 3 ) ATMオプションのインプライドボラティリティを基準に、市場の不安度を測定しています。
- ( 4 ) デルタニュートラル戦略では、ATM付近のオプションを中心に組み合わせます。
- ( 5 ) ATMオプションは時間価値の減衰が最も大きいため、売り手に有利です。
- ( 6 ) ボラティリティスマイルの中心となるATMで、最も流動性が高くなっています。
ATMの会話例
OTMとは?
OTM(Out of The Money:アウト・オブ・ザ・マネー)とは、オプションを今すぐ行使しても利益が出ない状態を指します。コールオプションでは権利行使価格が原資産価格より高い場合、プットオプションでは権利行使価格が原資産価格より低い場合がOTMです。
本質的価値はゼロで、時間価値のみです。OTMオプションはプレミアムが安いため、少ない資金で大きなレバレッジをかけられます。
ただし、満期までに原資産価格が大きく動かないと無価値になるリスクが高いです。投機的な取引や、ヘッジコストを抑えたい場合に使用されます。
OTMの例文
- ( 1 ) OTMコールオプションを少額で購入し、急騰時の大きなリターンを狙います。
- ( 2 ) プロテクティブプットでは、OTMプットでヘッジコストを抑えています。
- ( 3 ) OTMオプションの大量建玉は、相場の方向性を示唆することがあります。
- ( 4 ) 宝くじ的なOTMオプションで、小さな投資から大きな利益を狙う戦略です。
- ( 5 ) 週次OTMオプションは時間価値の減衰が速く、売り手有利な特性があります。
- ( 6 ) OTMからITMへの転換を狙う、ガンマトレーディングを実践しています。
OTMの会話例
ATMとOTMの違いまとめ
ATMは権利行使価格が現在価格に等しく中立的、OTMは権利行使が不利で投機的という違いがあります。
ATMは価格変動への感応度が高く、OTMは安いが実現可能性が低いという特徴があります。オプション戦略では、リスク許容度と市場見通しに応じて、適切なマネネスを選択することが重要です。
ATMとOTMの読み方
- ATM(ひらがな):えーてぃーえむ
- ATM(ローマ字):e-thi-emu
- OTM(ひらがな):おーてぃーえむ
- OTM(ローマ字):o-thi-emu