【お会いする】と【お目にかかる】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

お会いするとお目にかかるの分かりやすい違い
お会いするとお目にかかるは、どちらも「会う」の敬語表現ですが、敬語の種類と敬意の度合いに違いがあります。
お会いするは「会う」に「お〜する」という丁寧語の形を取った表現で、相手に対して適度な敬意を示します。ビジネスシーンや日常的な敬語として広く使われ、「またお会いしましょう」のように使います。一方、お目にかかるは「会う」の謙譲語で、自分の行為を低めることで相手を高める表現です。「お目にかかれて光栄です」のように、目上の人や初対面の重要な相手に使います。
敬意の度合いはお目にかかるの方が高く、より改まった場面や、相手との上下関係が明確な場合に適しています。使い分けは相手との関係性と場面の改まり度によって決まります。
お会いするとは?
お会いするは、「会う」という動詞に「お〜する」という謙譲の形を付けた敬語表現ですが、現代では丁寧語として定着しています。
相手に対して適度な敬意を示しながら、堅苦しくなりすぎない表現として、ビジネスシーンから日常会話まで幅広く使われます。「お会いできて嬉しいです」「来週お会いする予定です」「またお会いしましょう」など、様々な文脈で使用可能です。メールや手紙などの書き言葉でも、話し言葉でも自然に使える汎用性の高い表現です。
同僚、取引先、年齢の近い上司など、極端に身分差がない相手に対して使うのに適しており、親しみやすさと礼儀正しさのバランスが取れた表現といえます。現代のビジネスマナーでは、最も使用頻度の高い「会う」の敬語表現として定着しています。
お会いするの例文
- ( 1 ) 来週の会議で、またお会いすることができますね。
- ( 2 ) お久しぶりです。お会いできて本当に嬉しいです。
- ( 3 ) いつかお会いして、直接お話ししたいと思っています。
- ( 4 ) 先日お会いした時の資料を、メールで送らせていただきます。
- ( 5 ) お会いする機会がありましたら、ぜひご挨拶させてください。
- ( 6 ) 定期的にお会いして、情報交換をしていきましょう。
お会いするの会話例
お目にかかるとは?
お目にかかるは、「会う」の正式な謙譲語で、自分の行為を低めることで相手への強い敬意を表す表現です。
「目にかかる」は「お目見えする」という意味から発展し、相手の目に自分が映ることを恐れ多いとする謙遜の気持ちが込められています。主に目上の人、社会的地位の高い人、初対面の重要な相手などに対して使用され、「お目にかかれて光栄です」「一度お目にかかりたいと思っておりました」といった形で使われます。
ビジネスの重要な場面、式典、公式な挨拶などで用いられることが多く、話者の教養や礼儀正しさを示す効果もあります。ただし、親しい間柄や日常的な場面で使うと仰々しく感じられるため、使用場面には注意が必要です。手紙やメールの結びで「お目にかかる日を楽しみにしております」と使うのも一般的です。
お目にかかるの例文
- ( 1 ) 社長にお目にかかる機会をいただき、ありがとうございます。
- ( 2 ) 一度お目にかかりたいと、ずっと思っておりました。
- ( 3 ) 来月、ようやく恩師にお目にかかることができそうです。
- ( 4 ) お目にかかれて光栄です。お噂はかねがね伺っております。
- ( 5 ) いつかお目にかかる日を、心待ちにしております。
- ( 6 ) 直接お目にかかって、お礼を申し上げたく存じます。
お目にかかるの会話例
お会いするとお目にかかるの違いまとめ
お会いするは丁寧語的な表現で汎用性が高く、お目にかかるは謙譲語で敬意が強い表現という違いがあります。
相手との関係性、場面の改まり度、表現したい敬意の度合いによって使い分けます。
日常的なビジネスシーンではお会いする、重要な場面や目上の人にはお目にかかるを選ぶのが適切です。
お会いするとお目にかかるの読み方
- お会いする(ひらがな):おあいする
- お会いする(ローマ字):oaisuru
- お目にかかる(ひらがな):おめにかかる
- お目にかかる(ローマ字):omenikakaru