【信用取引】と【証拠金取引】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

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信用取引と証拠金取引の分かりやすい違い

信用取引と証拠金取引は、どちらも少ない資金で大きな取引ができる仕組みですが、対象商品と決済方法が異なります。信用取引は、主に株式で行われ、証券会社から資金や株券を借りて売買します。買った株は実際に受け取れますし、空売りした株も調達して渡せます。

レバレッジは最大約3.3倍です。証拠金取引は、FX(外国為替)、CFD(差金決済取引)、先物取引などで使われ、実際の商品の受け渡しはせず、売買の差額だけを決済します。レバレッジはFXで最大25倍、先物では商品により異なります。

どちらも元手以上の損失リスクがありますが、信用取引は6ヶ月の期限があり、証拠金取引は基本的に無期限(FXの場合)という違いもあります。リスク管理が極めて重要な取引方法です。

信用取引とは?

信用取引とは、投資家が証券会社から資金や株式を借りて行う株式取引です。自己資金の約3.3倍まで取引可能で、信用買い(資金を借りて株を買う)と信用売り(株を借りて売る=空売り)があります。委託保証金(最低30%)を担保として差し入れ、金利(買い方)や貸株料(売り方)などのコストが発生します。

制度信用取引と一般信用取引の2種類があり、制度信用は返済期限6ヶ月、銘柄や金利が取引所で決定されます。一般信用は証券会社との相対取引で、期限や金利は証券会社が設定します。信用取引の建玉は、反対売買、現引き(買い建玉を現物化)、現渡し(売り建玉を現物で返済)で決済します。

メリットは、①下落局面でも利益機会がある、②資金効率が高い、③つなぎ売りで株主優待を取得できる、などです。一方、追証(追加保証金)のリスク、金利・貸株料などのコスト、強制決済のリスクなど、初心者には難易度が高い取引です。

信用取引の例文

  • ( 1 ) 信用取引を活用して、下落局面でも空売りで利益を確保することができました。
  • ( 2 ) 配当落ち日をまたぐ信用買いで、配当金相当額の配当落調整金を受け取りました。
  • ( 3 ) 信用取引の建玉を現引きして、長期保有目的の現物株式に切り替えました。
  • ( 4 ) 追証が発生したため、速やかに追加入金して建玉を維持しています。
  • ( 5 ) 一般信用取引を利用して、人気の株主優待銘柄のつなぎ売りを実行しました。
  • ( 6 ) 信用倍率(信用買い残÷信用売り残)を確認し、需給状況を分析しています。

信用取引の会話例

信用取引って借金と同じですか?
ある意味そうです。お金や株を借りて取引するので、金利や貸株料という利息も払います。ただし、使い方次第で投資戦略の幅が広がる有用なツールです。
初心者でも信用取引はできますか?
制度上は可能ですが、お勧めしません。まず現物取引で経験を積み、リスク管理を学んでからにしましょう。多くの個人投資家が信用取引で大損しています。
証拠金取引の追証って何ですか?
含み損が拡大して証拠金が不足した時に、追加で入金を求められることです。期限内に入金しないと、強制的にポジションが決済されて損失が確定します。

証拠金取引とは?

証拠金取引とは、取引金額の一部を証拠金として預け、差金決済を前提とする取引の総称です。代表的なものに、FX(外国為替証拠金取引)、CFD(差金決済取引)、先物取引、オプション取引などがあります。実物の受け渡しをせず、売買差額のみを授受するため、高いレバレッジが可能です。

FXでは最大25倍(個人)、先物取引では商品により10-50倍程度のレバレッジがかけられます。24時間取引可能な市場も多く、世界中の投資家が参加しています。証拠金は取引の担保であり、含み損が拡大すると追加証拠金(追証)が必要になり、証拠金維持率を下回ると強制ロスカットされます。

特徴として、①買いからも売りからも取引開始可能、②レバレッジ効果で資金効率が高い、③スワップポイントなどの付随収益、④取引コストが比較的低い、などがあります。ただし、レバレッジの分だけリスクも増幅されるため、厳格なリスク管理が不可欠です。

証拠金取引の例文

  • ( 1 ) FXの証拠金取引で、ドル円のスワップポイントを狙った長期保有戦略を実行中です。
  • ( 2 ) 日経225先物の証拠金取引により、少額の資金で日本株全体への投資を実現しています。
  • ( 3 ) CFDを使って、金や原油などのコモディティに証拠金取引で分散投資しています。
  • ( 4 ) 証拠金維持率が100%を下回ったため、自動ロスカットが執行されました。
  • ( 5 ) ビットコインの証拠金取引で、下落相場でもショートポジションで収益を上げています。
  • ( 6 ) 証拠金取引のレバレッジを10倍に設定し、リスクを抑えながら効率的な運用を心がけています。

証拠金取引の会話例

レバレッジ25倍は危険ですか?
非常に危険です。4%の逆方向の動きで証拠金が全額なくなります。初心者は2-3倍程度から始め、慣れても10倍以下に抑えることをお勧めします。
どちらがリスクが高いですか?
一般的に証拠金取引の方がハイリスクです。レバレッジが高く、24時間相場が動くため、寝ている間に大損することもあります。リスク管理が生命線です。
現物取引じゃダメなんですか?
現物取引で十分な場合が多いです。信用取引や証拠金取引は、下落相場でも利益を狙いたい、資金効率を高めたいなど、明確な目的がある場合に限定すべきです。

信用取引と証拠金取引の違いまとめ

信用取引と証拠金取引の最大の違いは、現物の受け渡し可否です。信用取引では、買い建玉を現引きして株主になることも、配当や優待を受けることも可能です。一方、証拠金取引は差金決済のみで、実際の通貨や商品を受け取ることはできません(一部の先物を除く)。レバレッジ規制も異なります。

信用取引は最大約3.3倍と比較的保守的ですが、FXは25倍、海外FXでは数百倍も可能です。この差は、株式市場の安定性重視と、為替市場の流動性の高さを反映しています。利用目的も異なる傾向があります。信用取引は中長期の投資戦略(つなぎ売り、裁定取引など)にも使われますが、証拠金取引は短期売買が中心です。

税制も異なり、信用取引は株式等の譲渡所得、FXなどは雑所得として扱われます。どちらもハイリスク・ハイリターンですが、それぞれの特性を理解した上での利用が重要です。

信用取引と証拠金取引の読み方

  • 信用取引(ひらがな):しんようとりひき
  • 信用取引(ローマ字):shinnyoutorihiki
  • 証拠金取引(ひらがな):しょうこきんとりひき
  • 証拠金取引(ローマ字):shoukokinntorihiki
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