【綴じる】と【閉じる】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

綴じると閉じるの分かりやすい違い
綴じるは、バラバラの紙や書類をホチキスや紐などでまとめて一つに束ねることです。「書類を綴じる」「ファイルに綴じる」のように、複数のものを固定して整理する作業を指します。
閉じるは、開いているものを閉めることです。「本を閉じる」「目を閉じる」「店を閉じる」のように、開いた状態から閉じた状態にする動作全般を表します。
綴じるは束ねて固定、閉じるは開いたものを閉めるという違いがあります。
綴じるとは?
綴じるとは、複数の紙や書類を、ホチキス、クリップ、紐、糸などを使って一つにまとめて固定することを意味します。バラバラになりやすいものを整理し、順番を保ったまま保管できるようにする作業です。事務作業で頻繁に使われる言葉です。
「ファイルに綴じる」「針で綴じる」「紐で綴じる」など、使用する道具によって様々な綴じ方があります。また、製本では「糸綴じ」「無線綴じ」など専門的な綴じ方もあります。書類整理の基本的な作業として重要です。
綴じることで、書類の紛失を防ぎ、必要な時にすぐに参照できるようになります。デジタル化が進んでも、紙の書類を綴じる作業は多くの職場で日常的に行われています。
綴じるの例文
- ( 1 ) 会議の資料を綴じてください。
- ( 2 ) 書類をファイルに綴じました。
- ( 3 ) レシートを日付順に綴じています。
- ( 4 ) ホチキスで綴じるのを手伝って。
- ( 5 ) 契約書を綴じて保管しました。
- ( 6 ) 紐で綴じると見やすくなります。
綴じるの会話例
閉じるとは?
閉じるとは、開いている状態のものを閉めて、開いていない状態にすることを表す基本的な動詞です。物理的な動作から抽象的な概念まで、幅広く使われる汎用性の高い言葉です。
「ドアを閉じる」「本を閉じる」「傘を閉じる」など物理的な動作から、「目を閉じる」「口を閉じる」など身体の動作、さらに「店を閉じる」「会を閉じる」など終了や終業を表す場合もあります。パソコンでは「ファイルを閉じる」「ウィンドウを閉じる」という使い方もします。
閉じるは開くの対義語で、日常生活で最も頻繁に使われる動詞の一つです。状況に応じて「閉める」「締める」と使い分けることもありますが、閉じるが最も一般的です。
閉じるの例文
- ( 1 ) 読み終わったら本を閉じてください。
- ( 2 ) 目を閉じて深呼吸しましょう。
- ( 3 ) お店は8時に閉じます。
- ( 4 ) パソコンのファイルを閉じました。
- ( 5 ) 会議を閉じる時間です。
- ( 6 ) 窓を閉じてエアコンをつけました。
閉じるの会話例
綴じると閉じるの違いまとめ
綴じるは複数の紙をホチキスや紐でまとめて固定することで、書類整理の際に使います。バラバラのものを一つに束ねる作業です。
閉じるは開いているものを閉めることで、本、ドア、目など様々なものに使える汎用的な動詞です。開いた状態を終了させる動作全般を表します。
簡単に言えば、綴じるは「まとめて固定」、閉じるは「開いたものを閉める」という違いで、用途が明確に異なります。
綴じると閉じるの読み方
- 綴じる(ひらがな):とじる
- 綴じる(ローマ字):tojiru
- 閉じる(ひらがな):とじる
- 閉じる(ローマ字):tojiru