【尋ねる】と【質問する】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

尋ねると質問するの分かりやすい違い
尋ねると質問するは、どちらも聞くことですが、場面と堅さが違います。
尋ねるは「道を尋ねる」「様子を尋ねる」など、日常的で優しい印象の言葉です。質問するは「先生に質問する」など、疑問を解決するための明確な目的がある、やや堅い表現です。
尋ねるは「柔らかく聞く」、質問するは「明確に聞く」という違いがあります。
尋ねるとは?
尋ねるとは、相手に何かを聞く、教えてもらう、問いかけるという意味の、柔らかく丁寧な表現です。「道を尋ねる」「名前を尋ねる」「安否を尋ねる」など、日常生活で幅広く使われます。相手に配慮しながら聞く、という優しいニュアンスが含まれています。
尋ねるは、単に情報を得るだけでなく、相手の様子や気持ちを伺うという意味でも使われます。「お加減を尋ねる」「ご機嫌を尋ねる」など、相手を気遣う表現としても重要です。また、「尋ね人」「行方を尋ねる」など、探すという意味でも使用されます。
会話では「ちょっと尋ねたいことがあるんですが」という前置きで使うことも多く、相手に負担をかけないよう配慮した表現として好まれます。年齢や立場を問わず使える、日本語らしい婉曲的な表現です。
尋ねるの例文
- ( 1 ) 駅への道を尋ねてもよろしいですか。
- ( 2 ) お母様の具合を尋ねに伺いました。
- ( 3 ) 彼の意見を尋ねてみましょう。
- ( 4 ) 詳しい事情を尋ねる必要があります。
- ( 5 ) 名前と連絡先を尋ねられました。
- ( 6 ) 道に迷ったので、地元の人に尋ねました。
尋ねるの会話例
質問するとは?
質問するとは、疑問に思ったことや分からないことを相手に問いかけて、答えを求める行為です。「授業で質問する」「記者会見で質問する」「アンケートで質問する」など、明確な疑問点があり、それを解決したい時に使います。
質問するは、尋ねるよりもフォーマルで、目的意識がはっきりしています。学校、会議、インタビューなど、公的な場面でよく使われます。質問には答えが期待され、情報交換や理解を深めることが目的です。「質問がある」「質問に答える」「質問を受け付ける」などの表現もあります。
効果的な質問は、学習や仕事において重要なスキルとされています。「質問力」という言葉もあり、適切な質問ができることは、問題解決能力の表れとも言えます。ただし、場面によっては堅すぎる印象を与えることもあります。
質問するの例文
- ( 1 ) 授業の後で、先生に質問しました。
- ( 2 ) 記者会見で鋭い質問が飛び出しました。
- ( 3 ) アンケートで3つの質問に答えてください。
- ( 4 ) 会議で積極的に質問することが大切です。
- ( 5 ) お客様から商品について質問を受けました。
- ( 6 ) 質問がある方は手を挙げてください。
質問するの会話例
尋ねると質問するの違いまとめ
尋ねると質問するは、聞く行為の性質と使用場面が異なります。尋ねるは日常的で柔らかい表現で、相手への配慮を含んだ優しい聞き方です。
質問するはフォーマルで明確な表現で、疑問を解決する目的が明確です。尋ねるは「婉曲的で幅広い」、質問するは「直接的で限定的」という違いがあります。
道を聞く時は「尋ねる」、授業で分からないことは「質問する」というように使い分けます。
尋ねると質問するの読み方
- 尋ねる(ひらがな):たずねる
- 尋ねる(ローマ字):tazuneru
- 質問する(ひらがな):しつもんする
- 質問する(ローマ字):shitsumonnsuru