【次第】と【目次】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

【次第】と【目次】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説 | イメージ画像

次第と目次の分かりやすい違い

次第と目次は、どちらも「順序を示すもの」ですが、使う場面と目的が全く違います。

次第は会議や結婚式などのイベントで、時間に沿って何をするかを示すプログラムです。目次は本や雑誌の最初にある内容の一覧表で、どのページに何が書いてあるかを示します。

次第は「時間の流れ」を、目次は「内容の構成」を示すという大きな違いがあります。

次第とは?

次第とは、会議、式典、イベントなどの進行順序を示したプログラムのことです。「式次第」「会議次第」のように使われ、開始から終了までの流れを時系列で記載したものを指します。参加者が当日の流れを把握できるよう、時間と内容が明記されています。

また、「〜次第」という形で、条件や成り行きを表す意味もあります。「準備ができ次第」「到着次第」のように、ある状況になったらすぐにという意味で日常的に使われます。この場合は、プログラムとは異なる用法です。

ビジネスシーンでは会議の次第を事前に配布することで、参加者が準備をしやすくなります。結婚式や卒業式などの式典でも、次第があることで進行がスムーズになり、参加者も安心して臨めます。

次第の例文

  • ( 1 ) 本日の会議次第を配布しますので、ご確認ください。
  • ( 2 ) 結婚式の次第に従って、スムーズに進行できました。
  • ( 3 ) 入学式の次第が変更になったので、関係者に連絡します。
  • ( 4 ) 準備ができ次第、出発しましょう。
  • ( 5 ) 株主総会の次第を事前に送付いたします。
  • ( 6 ) 天候次第では、イベントを中止する可能性があります。

次第の会話例

明日の会議の次第はもう決まった?
はい、次第を作成して皆さんにメールで送りました。
式典の次第に変更があるって聞いたけど。
開始時間が30分遅れるので、次第を修正して配り直します。
結果が分かり次第、連絡してもらえる?
もちろん!判明次第すぐにお知らせしますね。

目次とは?

目次とは、本、報告書、論文などの冊子の最初に配置される、内容の一覧表のことです。各章や節のタイトルとページ番号が記載されており、読者が読みたい部分をすぐに見つけられるようになっています。

目次は本の構成を一目で理解できる重要な要素で、全体像を把握したり、必要な情報を素早く探したりする際に役立ちます。教科書、専門書、雑誌、マニュアルなど、あらゆる出版物に欠かせない存在です。

最近では電子書籍でも目次機能が重要視されており、クリックやタップで該当ページに直接ジャンプできる機能が標準的になっています。良い目次は、本の価値を高め、読者の利便性を大きく向上させます。

目次の例文

  • ( 1 ) この本の目次を見て、興味のある章から読み始めました。
  • ( 2 ) 報告書の目次を作成したので、構成を確認してください。
  • ( 3 ) 目次にページ番号を入れ忘れたので、修正が必要です。
  • ( 4 ) 雑誌の目次で気になる記事を見つけて、すぐにそのページを開きました。
  • ( 5 ) 論文の目次は、研究の全体像を示す重要な要素です。
  • ( 6 ) 教科書の目次を見れば、一年間で学ぶ内容が分かります。

目次の会話例

この本、目次がすごく詳しくて使いやすいね。
本当に!目次を見るだけで内容が把握できるのがいいよね。
レポートの目次、もう少し細かく分けた方がいいかな?
そうだね、目次を詳しくすると読み手も探しやすくなるよ。
目次のページ番号がずれてるみたい。
原稿を修正したから、目次のページ番号も更新しないとね。

次第と目次の違いまとめ

次第と目次は、順序を示すという共通点がありますが、用途が全く異なります。次第はイベントや会議の時間的な流れを示すプログラムで、当日の進行を把握するためのものです。

目次は書籍や文書の内容構成を示す一覧表で、読みたい箇所を探すための索引的な役割を果たします。次第は「時間軸」、目次は「空間軸(ページ)」という違いがあります。

使い分けは明確で、イベントなら次第、本や文書なら目次を使います。

次第と目次の読み方

  • 次第(ひらがな):しだい
  • 次第(ローマ字):shidai
  • 目次(ひらがな):もくじ
  • 目次(ローマ字):mokuji
  1. TOP
  2. 言葉の違い
  3. 一般・日常
  4. 【次第】と【目次】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説