【息子】と【せがれ】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

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息子とせがれの分かりやすい違い

息子とせがれは、どちらも自分の男の子供を指しますが、使い方が違います。

息子は、自分の男の子供を表す標準的な言葉です。息子には特にへりくだった意味はなく一般的に使われます。一方、せがれは、自分の息子を謙遜して言うときの言葉です。うちのせがれがのように、相手に対してへりくだって使います。昔の言葉で、今はあまり使いません。

息子は標準的な表現、せがれは謙遜表現という違いがあります。

息子とは?

息子とは、親から見た自分の男の子供を指す標準的な言葉です。年齢に関係なく、生まれたばかりの赤ちゃんから成人した大人まで、すべての男の子供に使えます。

長男次男という順番を示す言葉と違い、息子は男の子供全般を指します。公的な書類や日常会話で広く使われ、最も一般的で中立的な表現です。

息子さんと敬語を付けて他人の男の子供を指すこともでき、フォーマルな場面からカジュアルな場面まで幅広く使用される基本的な親族名称です。

息子の例文

  • ( 1 ) 息子が来月結婚します。
  • ( 2 ) 私の息子は医者になりました。
  • ( 3 ) 息子と一緒に釣りに行った。
  • ( 4 ) 息子の成長が楽しみだ。
  • ( 5 ) 隣の息子さんは優秀だそうだ。
  • ( 6 ) 息子に家業を継がせたい。

息子の会話例

息子が大学に合格したんです!
それはおめでとう!息子さんも頑張ったんですね。
ええ、息子なりに努力していました。
親として息子さんの成長が嬉しいでしょうね。
息子の将来が楽しみです。
きっと立派な息子さんになりますよ。

せがれとは?

せがれとは、自分の息子を謙遜して言う場合に使う、やや古風な表現です。倅忰という漢字を書きますが、ひらがなで書くことが多いです。

目上の人や改まった場面で、自分の息子を謙遜して紹介する際にうちのせがれがせがれがお世話になっておりますのように使います。謙譲の気持ちを込めた表現です。

現代では使用頻度が減っており、主に年配の方や伝統的な場面で使われます。若い世代にはなじみが薄く、時代がかった印象を与えることもある言葉です。

せがれの例文

  • ( 1 ) うちのせがれがお世話になっています。
  • ( 2 ) せがれもようやく就職しました。
  • ( 3 ) 不出来なせがれですが、よろしく。
  • ( 4 ) せがれが迷惑をかけて申し訳ない。
  • ( 5 ) せがれも一人前になりました。
  • ( 6 ) 愚息(せがれ)をよろしくお願いします。

せがれの会話例

うちのせがれが、このたび就職しまして。
せがれさんの就職、おめでとうございます。
できの悪いせがれですが、何とか社会人になれました。
謙遜なさって。立派なせがれさんじゃないですか。
せがれにはまだまだ学ぶことが多くて。
せがれさんもこれから成長されますよ。

息子とせがれの違いまとめ

息子は標準的で中立的な表現、せがれは謙遜を含む古風な表現という違いがあります。

日常会話では息子、目上の人への謙遜ではせがれを使い分けていました。現代では息子が主流で、せがれは限定的な使用になっています。

相手や場面に応じて使い分けることで、適切な敬意を表現できます。

息子とせがれの読み方

  • 息子(ひらがな):むすこ
  • 息子(ローマ字):musuko
  • せがれ(ひらがな):せがれ
  • せがれ(ローマ字):segare
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