【腐る】と【傷む】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

腐ると傷むの分かりやすい違い
腐ると傷むは、どちらも食べ物の劣化を表しますが、程度が異なります。腐るは完全に食べられない状態、傷むは鮮度が落ちた状態を指します。
食べ物が傷み始めたら早めに食べ、腐ったら捨てるという判断をします。
腐るとは?
腐るとは、細菌や微生物の作用により、食べ物が分解されて食べられない状態になることです。臭いが変わり、見た目も大きく変化し、健康に害を与える可能性があります。完全に食用に適さない状態を指します。
肉が腐る、腐った臭い、腐らせてしまったなど、食べ物が完全にダメになった状態を表現します。食中毒の危険があるため、腐ったものは絶対に食べてはいけません。
冷蔵庫の奥で忘れられた食材、夏場の常温保存、賞味期限を大幅に過ぎた食品など、完全に食べられなくなった状態を表す時に使います。
腐るの例文
- ( 1 ) 夏場は食べ物が腐りやすい。
- ( 2 ) 腐った食べ物は絶対に食べてはいけない。
- ( 3 ) 冷蔵庫に入れ忘れて腐らせてしまった。
- ( 4 ) 腐った臭いがして、すぐに捨てた。
- ( 5 ) 魚は腐るのが早いから注意が必要だ。
- ( 6 ) 生ゴミが腐って悪臭を放っている。
腐るの会話例
この肉、大丈夫?
完全に腐ってるから捨てて
変な臭いがする
腐った臭いだね、食べちゃダメ
いつ買ったの?
1週間前だから腐ってるかも
傷むとは?
傷むとは、食べ物の鮮度が落ちて、品質が悪くなり始めることです。まだ食べられる場合もありますが、味や食感、栄養価が低下している状態を指します。腐るの前段階で、早めの対処が必要な状態です。
野菜が傷む、傷みやすい果物、少し傷んでいるなど、品質の低下を表現します。傷んだ部分を取り除けば食べられることもあります。
しなびた野菜、変色し始めた果物、賞味期限間近の食品など、鮮度が落ちて品質が劣化し始めた状態を表す時に使います。
傷むの例文
- ( 1 ) 買ってから日が経ち、野菜が傷んできた。
- ( 2 ) 傷みやすい果物は早めに食べよう。
- ( 3 ) 少し傷んでいるが、まだ食べられる。
- ( 4 ) 暑さで食材が傷むのが心配だ。
- ( 5 ) 傷んだ部分を切り取って調理した。
- ( 6 ) 輸送中に商品が傷まないよう工夫する。
傷むの会話例
この野菜まだ使える?
少し傷んでるけど、大丈夫
色が変わってる
傷み始めてるから早く使おう
保存方法は?
傷みやすいから冷蔵庫に入れて
腐ると傷むの違いまとめ
腐るは完全に食べられない状態、傷むは品質が劣化した状態を表します。
腐るは廃棄必須、傷むは早めの消費という対処の違いがあります。食品管理では、傷む前に食べ、腐らせないよう注意することが大切です。
腐ると傷むの読み方
- 腐る(ひらがな):くさる
- 腐る(ローマ字):kusaru
- 傷む(ひらがな):いたむ
- 傷む(ローマ字):itamu