【語る】と【喋る】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

語ると喋るの分かりやすい違い
語るは、物語や経験、思い出などを詳しく話すことです。夢を語る、体験を語るのように、内容に重きを置いて、じっくりと相手に伝える時に使います。
喋るは、口を動かして話すという行為そのものを指します。ペラペラ喋る、おしゃべりするのように、話す動作や様子を表現する時に使い、内容より行為に焦点があります。
語るは深い内容を伝える、喋るは気軽に話すという違いがあります。
語るとは?
語るとは、ある事柄について詳しく、まとまりを持って話すことを意味します。物語、体験談、理想、思い出など、内容に深みがあり、聞き手に何かを伝えようとする意図を持って話す際に使われます。夢を語る、歴史を語る、愛を語るなど、テーマ性のある内容を扱うことが多く、単なる情報伝達以上の意味や感情を込めて話すニュアンスがあります。
講演会や対談、インタビューなどでもよく使われる表現です。また、語り継ぐ、語り部などの言葉があるように、後世に伝えるべき重要な内容を話す際にも用いられ、ある程度の時間をかけて、筋道を立てて話すことを表します。
内容の重要性や深さを強調する言葉です。
語るの例文
- ( 1 ) 彼は自分の夢について熱く語りました。
- ( 2 ) 祖父が戦争体験を語ってくれました。
- ( 3 ) 社長が会社の将来像を語る機会がありました。
- ( 4 ) 詩人が愛について語る講演会に参加しました。
- ( 5 ) 成功者が失敗から学んだことを語っています。
- ( 6 ) 歴史の証人が当時の様子を語り継いでいます。
語るの会話例
喋るとは?
喋るとは、口を動かして言葉を発する行為そのものを指す言葉です。話の内容よりも、話すという動作や行為に焦点を当てた表現で、ペラペラ喋る、べらべら喋るのように、話し方の様子を表す際によく使われます。
日常会話やおしゃべり、雑談など、気軽で形式ばらない会話を指すことが多く、友達と喋る、電話で喋るのように使います。また、喋りすぎる、喋らないなど、話す量や頻度を表現する際にも用いられます。
やや口語的でカジュアルな印象を与える言葉で、改まった場面では話すの方が適切な場合もあります。内容の重要性よりも、コミュニケーションの行為そのものや、その様子を描写する際に選ばれる言葉です。
喋るの例文
- ( 1 ) 友達と電話で1時間も喋ってしまいました。
- ( 2 ) 彼女はいつもペラペラとよく喋ります。
- ( 3 ) 緊張して上手く喋れませんでした。
- ( 4 ) 子供が喋り始めて、毎日賑やかです。
- ( 5 ) 会議中に私語を喋るのはやめてください。
- ( 6 ) 彼は喋らない人だと思っていたけど、実は話好きでした。
喋るの会話例
語ると喋るの違いまとめ
語るは内容を重視した話し方で、物語や経験、理想などをじっくりと伝える際に使います。夢を語るのように、深い内容や思いを込めて話すことを表します。
喋るは話す行為そのものに焦点を当てた言葉で、おしゃべりや雑談など気軽な会話を指します。ペラペラ喋るのように、話し方の様子を表現する際に使われます。
簡単に言えば、語るは何を話すかが重要、喋るは話すこと自体が重要という違いがあり、語るの方がより内容重視の表現といえます。
語ると喋るの読み方
- 語る(ひらがな):かたる
- 語る(ローマ字):kataru
- 喋る(ひらがな):しゃべる
- 喋る(ローマ字):shaberu