【再び】と【もう一度】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

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再びともう一度の分かりやすい違い

再びともう一度は、どちらも繰り返しを表しますが、使用場面が異なります。再びは再び会う日までのように、文章的で改まった表現です。

もう一度はもう一度説明してのように、日常会話でよく使う親しみやすい表現です。

日常では話し言葉はもう一度、書き言葉は再びを使うことが多いです。

再びとは?

再び(ふたたび)とは、もう一回、また、二度目にという意味を表す文語的な表現です。再び会う、再び挑戦するのように、やや改まった場面や文章で使われることが多く、詩的で格調高い印象を与えます。新聞、小説、公式文書などの書き言葉として頻繁に使用されます。

日常会話でも使われますが、また会いましょうより再び会いましょうの方が、より深い感情や決意を込めた表現となります。別れの場面や重要な決意を表す時など、特別な意味を持たせたい場合に選ばれることが多い言葉です。

再びは、単なる繰り返しではなく、一度終わったことがもう一度始まるという再生や復活のニュアンスも含んでいます。再び立ち上がる、再び輝くのように、困難を乗り越えて新たなスタートを切る際にも使われる、力強い表現となっています。

再びの例文

  • ( 1 ) 彼女と再び会える日を心待ちにしています。
  • ( 2 ) 戦争が再び起こらないよう、平和を守り続けましょう。
  • ( 3 ) 再び挑戦する勇気を持つことが大切です。
  • ( 4 ) 故郷に再び帰る日が来るとは思いませんでした。
  • ( 5 ) 再び同じ過ちを繰り返さないよう注意します。
  • ( 6 ) 桜が再び咲く季節になりました。

再びの会話例

いつか再び、この場所で会いましょう。
再びって言うと、なんか特別な感じがするね。
そうだね。再び会うって、運命的な響きがある。
普通の約束より、再びの方が重みがあるよね。
うん。再びという言葉には、強い意志を感じる。
じゃあ、必ず再び会おうね。

もう一度とは?

もう一度とは、もう一回、また一回という意味を表す日常的な口語表現です。もう一度言って、もう一度やってみるのように、日常会話で最も頻繁に使われる繰り返しの表現です。親しみやすく、相手に負担を感じさせない自然な言い回しとして、あらゆる場面で使用されます。

子どもから大人まで誰でも使える平易な表現で、お願いや確認の場面でよく使われます。もう一度お願いします、もう一度チャンスをくださいなど、相手に何かを求める時にも丁寧で優しい印象を与えます。カジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使える汎用性の高さが特徴です。

もう一度は、即座の繰り返しを求める場合に特に適しています。聞き取れなかったので、もう一度のように、その場ですぐに繰り返してほしい時に使うと自然です。日本語学習者にとっても覚えやすく使いやすい、基本的な表現となっています。

もう一度の例文

  • ( 1 ) すみません、もう一度説明してもらえますか?
  • ( 2 ) もう一度チャンスをください、今度は必ず成功させます。
  • ( 3 ) 美味しかったので、もう一度同じ料理を注文しました。
  • ( 4 ) もう一度最初からやり直してみましょう。
  • ( 5 ) 電話が切れたので、もう一度かけ直します。
  • ( 6 ) もう一度よく考えてから決めたいと思います。

もう一度の会話例

ごめん、聞き取れなかった。もう一度言って?
ああ、もう一度言うね。明日の集合は9時だよ。
ありがとう。もう一度確認するけど、駅前だよね?
そう、もう一度言うと、駅前の交番の前ね。
分かった。もう一度聞けてよかった。
遠慮なくもう一度聞いていいからね。

再びともう一度の違いまとめ

再びともう一度の最大の違いは、文体の格式です。再びは文語的で改まった表現、もう一度は口語的で親しみやすい表現です。

日常会話ではもう一度が自然で、文章や演説では再びが適しています。

場面に応じて使い分けることで、より適切なコミュニケーションができます。

再びともう一度の読み方

  • 再び(ひらがな):ふたたび
  • 再び(ローマ字):futatabi
  • もう一度(ひらがな):もういちど
  • もう一度(ローマ字):mouichido
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