【ほぼ】と【ほとんど】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

ほぼとほとんどの分かりやすい違い
ほぼは完全に近い状態を客観的に表し、数値や程度が100%に近いことを示します。ほとんどは大部分や大多数を表し、わずかな例外を除いた全体を指します。
ほぼは近似性、ほとんどは大部分性という違いがあり、ほぼの方がより完全に近く、ほとんどの方が例外を意識した表現です。
ほぼとは?
ほぼは、完全ではないが非常に近い状態、おおよそ、だいたいという意味を表す副詞です。ほぼ完成、ほぼ同じ、ほぼ確実のように、100%ではないが限りなくそれに近い状態を示します。
数値的には90-99%程度の近似を表すことが多く、客観的で冷静な印象を与えます。ほぼほぼと重ねて使うこともあり、この場合はより強い確信を表現します。ビジネスシーンでも使いやすく、ほぼ合意に達した、ほぼ予定通りなど、現状報告や見通しを伝える際に重宝されます。
完璧ではないが実質的には問題ないレベルであることを示す、便利で汎用性の高い表現です。
ほぼの例文
- ( 1 ) 工事はほぼ完了しています。
- ( 2 ) ほぼ全員が賛成しました。
- ( 3 ) 計画はほぼ予定通りに進んでいます。
- ( 4 ) ほぼ間違いないと思います。
- ( 5 ) ほぼ毎日ジョギングしています。
- ( 6 ) 二人の意見はほぼ一致している。
ほぼの会話例
ほとんどとは?
ほとんどは、全部ではないがそれに近い大部分、大多数を表す副詞です。ほとんどの人、ほとんど終わった、ほとんど毎日のように、わずかな例外を除いた全体を指します。また、ほとんど〜ないという否定表現ではめったに〜ない、ごくわずかしか〜ないという意味になります。
感情的なニュアンスを含むことがあり、ほとんど諦めかけたのように、極限状態を表現する際にも使われます。
殆どという漢字表記もありますが、通常はひらがなで書かれます。日常会話から文章まで幅広く使用され、完全ではないが限りなくそれに近い状態を表す、日本語の基本的な程度副詞です。
ほとんどの例文
- ( 1 ) ほとんどの学生が試験に合格した。
- ( 2 ) 仕事はほとんど終わりました。
- ( 3 ) ほとんど眠れなかった。
- ( 4 ) 財布にほとんどお金が残っていない。
- ( 5 ) ほとんどの場合、この方法で解決できます。
- ( 6 ) 彼はほとんど家にいない。
ほとんどの会話例
ほぼとほとんどの違いまとめ
ほぼとほとんどは、どちらも完全に近い状態を表しますが、微妙なニュアンスの違いがあります。ほぼは客観的におおよそ、だいたいという近似を表し、ほとんどは大部分、大多数という量的な多さを表します。
ほぼ完成は完成に近い状態、ほとんど完成は大部分が完成した状態というニュアンスの違いがあり、文脈によって使い分けられます。
ほぼとほとんどの読み方
- ほぼ(ひらがな):ほぼ
- ほぼ(ローマ字):hobo
- ほとんど(ひらがな):ほとんど
- ほとんど(ローマ字):hotondo