【だいぶん】と【だいぶ】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

だいぶんとだいぶの分かりやすい違い
だいぶんとだいぶは同じかなり、相当という意味の副詞ですが、だいぶんは主に西日本で使われる方言的表現で、だいぶは標準語です。
どちらも口語的ですが、ビジネスや公式な文書ではだいぶを使うのが一般的です。
だいぶんとは?
だいぶんは、だいぶにんが付いた形で、主に西日本地域で使われる方言的な表現です。大分という漢字を当てることもありますが、通常はひらがなで表記されます。意味はかなり、相当、ずいぶんで、程度が大きいことを表します。
だいぶん良くなった、だいぶん時間がかかるのように使い、親しみやすく柔らかい印象を与えます。関西弁や九州弁などでよく聞かれ、地域によっては標準的な表現として定着しています。
話し言葉として使われることがほとんどで、書き言葉ではだいぶを使うことが推奨されます。
だいぶんの例文
- ( 1 ) だいぶん良くなってきたね。
- ( 2 ) だいぶん時間がかかりそうやな。
- ( 3 ) だいぶん前の話やけど覚えてる?
- ( 4 ) だいぶん変わったなあ。
- ( 5 ) だいぶん助かったわ、ありがとう。
- ( 6 ) だいぶん疲れたから休憩しよう。
だいぶんの会話例
体調だいぶん良くなった?
うん、だいぶん楽になったわ。
だいぶん待った?
いや、だいぶん早く着いたから大丈夫。
だいぶん変わったなあ、この辺り。
ほんまやね、だいぶん発展したわ。
だいぶとは?
だいぶは、程度や量がかなり大きいことを表す標準的な副詞です。大分と漢字で書くこともありますが、ひらがな表記が一般的です。だいぶ前、だいぶ違う、だいぶ慣れたのように、時間、差異、変化などの程度を表現します。
全国的に通用する標準語で、話し言葉でも書き言葉でも使用されます。ビジネスシーンでも違和感なく使える表現ですが、よりフォーマルな文章ではかなり、相当などに置き換えることもあります。
口語的でありながら、幅広い場面で使える便利な程度副詞として定着しています。
だいぶの例文
- ( 1 ) だいぶ回復しました。
- ( 2 ) だいぶ前から知っていました。
- ( 3 ) だいぶ違いますね。
- ( 4 ) だいぶ慣れてきました。
- ( 5 ) だいぶ時間が経ちました。
- ( 6 ) だいぶ改善されたようです。
だいぶの会話例
だいぶ進みましたか?
はい、だいぶ完成に近づいています。
だいぶ理解できるようになりました。
それは良かった。だいぶ上達しましたね。
だいぶ前の話ですが...
確かに、だいぶ時間が経ちましたね。
だいぶんとだいぶの違いまとめ
だいぶんとだいぶは意味は同じですが、使用地域と場面が異なります。だいぶんは西日本の方言的表現で親しみやすさがあり、だいぶは全国的な標準語です。
公式な場面やビジネスではだいぶ、地域性を出したい場合や親しい間柄ではだいぶんという使い分けができます。
だいぶんとだいぶの読み方
- だいぶん(ひらがな):だいぶん
- だいぶん(ローマ字):daibun
- だいぶ(ひらがな):だいぶ
- だいぶ(ローマ字):daibu