【バグ】と【不具合】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

【バグ】と【不具合】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

バグと不具合の分かりやすい違い

バグはプログラムの誤りや欠陥を指すIT専門用語で、主にソフトウェア開発で使われます。不具合は機能が正常に動作しない状態を指す一般的な用語で、ハードウェアからサービスまで幅広く使われます。バグは原因(プログラムの誤り)、不具合は結果(正常でない状態)を指すことが多く、専門性の違いがあります。

バグとは?

バグとは、コンピュータプログラムの誤りや欠陥を指すIT用語です。

英語の「bug」(虫)から来ており、初期のコンピュータに実際の虫が入り込んで誤作動を起こしたことが語源とされています。プログラムのコードに含まれる論理的な誤り、文法的な誤り、設計上の問題などを指し、「バグを見つける」「バグを修正する(デバッグ)」「バグレポート」などの形で使われます。

ゲームやアプリでは、キャラクターが壁を通り抜ける、計算結果が間違っているなど、意図しない動作の原因となります。IT業界では日常的に使われる専門用語で、ソフトウェア開発において避けて通れない問題として認識されています。

バグの例文

  • ( 1 ) プログラムにバグが見つかった。
  • ( 2 ) バグの修正に時間がかかっている。
  • ( 3 ) このバグは致命的だ。
  • ( 4 ) バグレポートを提出してください。
  • ( 5 ) デバッグ作業を開始します。
  • ( 6 ) バグのないソフトウェアは存在しない。

バグの会話例

このアプリ、バグが多すぎる!
新しいバージョンでバグは修正されるはずだよ。
バグを見つけたら報告して。
了解、バグを見つけたらすぐ連絡するね。
またバグか...デバッグが大変だ。
バグのないプログラムを目指そう!

不具合とは?

不具合(ふぐあい)とは、物事が正常に機能しない状態、調子が悪い状態を表す一般的な日本語です。

「不」は否定、「具合」は状態を意味し、期待される機能や性能が発揮されないことを指します。機械の不具合、システムの不具合、体の不具合など、幅広い対象に使用できます。ビジネスでは製品やサービスの問題を顧客に説明する際の丁寧な表現として用いられ、「不具合が発生しました」「不具合を改善します」といった形で使われます。

バグよりも広い概念で、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、人体など、あらゆる分野で使える汎用性の高い言葉です。原因を特定せず、現象を客観的に表現する際に適した中立的な表現といえます。

不具合の例文

  • ( 1 ) 製品に不具合が発生しました。
  • ( 2 ) 不具合の原因を調査中です。
  • ( 3 ) システムの不具合でご迷惑をおかけしました。
  • ( 4 ) 体に不具合を感じたら病院へ。
  • ( 5 ) 不具合を改善するため、アップデートします。
  • ( 6 ) 機械の不具合で生産が止まった。

不具合の会話例

商品に不具合があったようですね。
はい、不具合について詳しく教えていただけますか?
不具合はいつから発生していますか?
昨日から不具合が続いています。
不具合を確認次第、対応いたします。
不具合でご不便をおかけして申し訳ありません。

バグと不具合の違いまとめ

バグと不具合は、問題を表す言葉ですが、専門性と適用範囲が異なります。

バグはIT分野の専門用語で、プログラムの誤りという原因を指します。不具合は一般的な用語で、正常でない状態という結果を指します。

プログラマー間ではバグ、顧客への説明では不具合という使い分けが一般的です。バグは不具合の原因の一つという関係性もあります。

バグと不具合の読み方

  • バグ(ひらがな):ばぐ
  • バグ(ローマ字):bug
  • 不具合(ひらがな):ふぐあい
  • 不具合(ローマ字):fuguai
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