【洋菓子】と【西洋菓子】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

洋菓子と西洋菓子の分かりやすい違い
洋菓子は、ケーキやクッキーなど西洋風の菓子を指す、一般的によく使われる言葉です。
西洋菓子は、洋菓子と同じ意味ですが、より正式で説明的な、あまり使われない言葉です。
洋菓子は「一般的な呼称」、西洋菓子は「正式な呼称」という使用頻度の違いがあります。
洋菓子とは?
洋菓子とは、ヨーロッパやアメリカなど西洋から伝わった菓子の総称で、日本で最も一般的に使われる呼称です。ケーキ、クッキー、プリン、シュークリーム、チョコレート、マカロンなど、バター、小麦粉、卵、砂糖を主原料とする菓子類が含まれます。明治時代以降に日本に定着しました。
洋菓子の特徴は、バターや生クリームなど乳製品を多用し、オーブンで焼き上げるものが多いことです。「洋菓子店」「洋菓子職人(パティシエ)」「洋菓子教室」など、日常的に使われる言葉として完全に定着しています。デパ地下の洋菓子売り場は、常に人気のスポットです。
日本の洋菓子は、本場の技術を取り入れながらも、日本人の嗜好に合わせて甘さ控えめにするなど、独自の進化を遂げています。季節限定商品や、和の素材を使った創作洋菓子なども人気です。
洋菓子の例文
- ( 1 ) 新しい洋菓子店がオープンしました。
- ( 2 ) 洋菓子作りの基本を勉強中です。
- ( 3 ) 贈答用に高級洋菓子を選びました。
- ( 4 ) 洋菓子は見た目も華やかで、パーティーに最適です。
- ( 5 ) 子どもの誕生日に、洋菓子店でケーキを注文しました。
- ( 6 ) 洋菓子の食べ歩きが趣味です。
洋菓子の会話例
西洋菓子とは?
西洋菓子とは、洋菓子と同じく西洋由来の菓子を指す言葉ですが、より正式で説明的な表現として、限定的な場面で使用されます。学術的な文章、歴史的な説明、外国人への説明などで「日本の菓子に対する西洋菓子」という対比を明確にしたい場合に選ばれることがあります。
西洋菓子という表現は、明治期の文明開化の頃には使われていた歴史ある言葉ですが、現代では「洋菓子」に取って代わられ、日常会話ではほとんど使用されません。ただし、「西洋菓子の歴史」「東洋と西洋菓子の比較」など、学術的または比較文化的な文脈では今でも使われることがあります。
一部の老舗店舗や、格式を重んじる場面では、あえて「西洋菓子」という表現を使用することで、伝統や格調の高さを演出することもあります。
西洋菓子の例文
- ( 1 ) 西洋菓子の歴史について調べています。
- ( 2 ) 明治時代に西洋菓子が日本に伝わりました。
- ( 3 ) 東洋と西洋菓子の違いを比較した論文を読みました。
- ( 4 ) 西洋菓子の技法を学ぶため、フランスへ留学しました。
- ( 5 ) 博物館で西洋菓子の展示を見ました。
- ( 6 ) 西洋菓子という呼び方は、今では珍しいですね。
西洋菓子の会話例
洋菓子と西洋菓子の違いまとめ
洋菓子は一般的で日常的な呼称、西洋菓子は正式で説明的な呼称という違いがあります。
実用上は「洋菓子」で十分通じ、「西洋菓子」はほとんど使われません。店名も職業名も「洋菓子」が標準で、西洋菓子は特別な文脈でのみ使用される表現です。
現代では洋菓子一択で問題なく、西洋菓子は知識として知っておく程度で良いでしょう。
洋菓子と西洋菓子の読み方
- 洋菓子(ひらがな):ようがし
- 洋菓子(ローマ字):yougashi
- 西洋菓子(ひらがな):せいようがし
- 西洋菓子(ローマ字):seiyou gashi