【預金】と【デポジット】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

預金とデポジットの分かりやすい違い
預金は、銀行などの金融機関にお金を預けることや、預けたお金そのものを指す日本語です。
デポジットでぽじっとは、英語のDepositから来た言葉で、預金の意味もありますが、保証金や手付金という意味でも使われます。
銀行に預けるお金の話では同じ意味ですが、デポジットは「預かり金」全般を指すより広い意味があります。
預金とは?
預金とは、銀行や信用金庫などの金融機関に金銭を預け入れることを指し、預けた金銭そのものも預金と呼びます。普通預金、定期預金、当座預金など様々な種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
預金は、元本が保証され、預金保険制度により1金融機関あたり1,000万円までとその利息が保護されています。企業にとっては余剰資金の運用先として、また決済手段として重要な役割を果たしています。
日本の金融実務では、預金という用語が標準的に使用され、預金残高、預金金利、預金通帳など、多くの関連用語が日常的に使われています。企業の財務管理において基本となる概念です。
預金の例文
- ( 1 ) 当社の預金残高は、複数の銀行に分散して管理しています。
- ( 2 ) 定期預金の満期が近づいているので、運用方法を再検討します。
- ( 3 ) 預金金利が低い状況が続いており、資金運用の見直しが必要です。
- ( 4 ) 法人預金口座の開設には、必要書類が多岐にわたります。
- ( 5 ) 預金保険制度により、1,000万円までは保護されています。
- ( 6 ) 余剰資金は、普通預金から定期預金に振り替えました。
預金の会話例
デポジットとは?
デポジットとは、英語のDepositに由来する言葉で、金融業界では主に2つの意味で使用されます。1つは銀行預金を指す場合、もう1つは保証金や預かり金を指す場合です。
銀行預金の意味では、特に外資系金融機関や国際取引の文脈で使用されることが多く、「タームデポジット定期預金」「デポジット金利」などの用語があります。為替取引では証拠金の意味でも使われます。
保証金の意味では、不動産賃貸の敷金、ホテルの予約金、レンタル商品の保証金など、一時的に預ける金銭全般を指します。この意味でのデポジットは、ビジネスの様々な場面で使用される汎用的な用語です。
デポジットの例文
- ( 1 ) FX取引のデポジット証拠金を追加入金しました。
- ( 2 ) オフィス賃貸のデポジットは、契約時に3ヶ月分必要です。
- ( 3 ) 海外送金のデポジット確認に時間がかかっています。
- ( 4 ) タームデポジットの金利条件を各銀行で比較検討中です。
- ( 5 ) 設備レンタルのデポジットは、返却時に全額返金されます。
- ( 6 ) デポジット制度により、顧客の信用リスクを軽減できます。
デポジットの会話例
預金とデポジットの違いまとめ
預金は主に銀行への金銭の預け入れを指す日本語、デポジットは預金に加えて保証金の意味も持つ英語由来の言葉です。
銀行取引の文脈では両者はほぼ同じ意味ですが、デポジットの方が用途が広く、ビジネスシーンでは保証金や預かり金の意味で使われることも多いです。
金融業界では、国内取引では「預金」、国際取引や保証金の文脈では「デポジット」を使い分けることが一般的です。
預金とデポジットの読み方
- 預金(ひらがな):よきん
- 預金(ローマ字):yokin
- デポジット(ひらがな):でぽじっと
- デポジット(ローマ字):depojitto