【営業キャッシュフロー】と【フリーキャッシュフロー】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
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営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローの分かりやすい違い
営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローは、企業の現金の流れを見る指標ですが、範囲が異なります。
営業キャッシュフローは本業で稼いだ現金、フリーキャッシュフローは自由に使える現金という違いがあります。
営業CFは稼ぐ力、フリーCFは使える余力を示す、段階の異なる重要な指標です。
営業キャッシュフローとは?
営業キャッシュフロー(営業CF)とは、企業の本業から生み出される現金の流れを示す指標です。売上による現金収入から、仕入れや人件費などの現金支出を差し引いて計算されます。損益計算書の利益とは異なり、実際の現金の動きを表すため、黒字倒産を防ぐ重要な指標となります。
減価償却費などの非現金費用は加算されます。営業CFがプラスであれば、本業で現金を生み出せている健全な状態です。
継続的にマイナスの場合は、資金繰りに問題がある可能性があります。キャッシュフロー計算書の最初に記載され、企業の現金創出力を測る基本指標として、投資家や金融機関が重視します。
営業キャッシュフローの例文
- ( 1 ) 営業キャッシュフローが5期連続プラスで、本業の安定性を証明しています。
- ( 2 ) 売上は横ばいでも、営業キャッシュフローは運転資本改善により増加しました。
- ( 3 ) 営業キャッシュフローマージン(営業CF/売上高)20%は業界トップ水準です。
- ( 4 ) 在庫削減と売掛金回収強化により、営業キャッシュフローが大幅改善しました。
- ( 5 ) 営業キャッシュフローの四半期推移から、季節変動パターンを分析しています。
- ( 6 ) 減価償却費が大きいため、利益以上に営業キャッシュフローが潤沢です。
営業キャッシュフローの会話例
フリーキャッシュフローとは?
フリーキャッシュフロー(FCF)とは、営業活動で得た現金から、事業維持・成長に必要な設備投資を差し引いた、企業が自由に使える現金を示す指標です。計算式は営業CF-投資CF(設備投資分)が一般的です。
FCFは配当、自社株買い、借入返済、新規事業投資などに充当できる余剰資金を表します。FCFが継続的にプラスの企業は、財務的に健全で株主還元余力があると評価されます。
企業価値評価(DCF法)の基礎となる重要指標で、M&Aの際にも重視されます。ただし、成長期の企業では積極投資によりFCFがマイナスになることもあり、一概に悪いとは言えません。
フリーキャッシュフローの例文
- ( 1 ) フリーキャッシュフロー1,000億円を原資に、大型買収を検討しています。
- ( 2 ) 安定的なフリーキャッシュフロー創出により、増配余力が高まっています。
- ( 3 ) 過去5年のフリーキャッシュフロー合計が時価総額を上回る割安銘柄です。
- ( 4 ) 成長投資を抑制し、フリーキャッシュフローの最大化を図っています。
- ( 5 ) フリーキャッシュフロー利回り(FCF/時価総額)8%は投資妙味があります。
- ( 6 ) 債務返済後のフリーキャッシュフローも十分で、財務健全性が高いです。
フリーキャッシュフローの会話例
営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローの違いまとめ
営業CFは本業の現金創出力、FCFは投資後の余剰現金という段階の違いがあります。営業CFから設備投資を引いたものがFCFという明確な関係があります。
財務分析では、営業CFで事業の健全性を、FCFで財務の柔軟性を評価し、両指標を総合的に判断することが重要です。
営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローの読み方
- 営業キャッシュフロー(ひらがな):えいぎょうきゃっしゅふろー
- 営業キャッシュフロー(ローマ字):eigyoukyasshufuro-
- フリーキャッシュフロー(ひらがな):ふりーきゃっしゅふろー
- フリーキャッシュフロー(ローマ字):furi-kyasshufuro-