【PER】と【PBR】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
PERとPBRの分かりやすい違い
PERとPBRは、株価の割高・割安を判断する代表的な指標ですが、見ている角度が違います。
PER(ピーイーアール)は株価÷1株利益で収益力から見た株価水準、PBR(ピービーアール)は株価÷1株純資産で資産価値から見た株価水準を示します。
PERは何年で元が取れるか、PBRは会社の財産と比べて高いか安いかを表す指標といえます。
PERとは?
PER(Price Earnings Ratio:株価収益率)とは、株価を一株当たり利益(EPS)で除した指標で、投資額の回収に何年かかるかを示します。投資判断で最も使用される指標の一つで、一般的に15倍前後が適正とされますが、業種や成長性により大きく異なります。
高成長企業のPERは高く、成熟企業は低い傾向があります。予想EPSを使った予想PERで将来を評価することも重要です。
同業他社比較や過去平均との比較により、相対的な割安・割高を判断します。市場全体の投資家心理を反映する指標でもあります。
PERの例文
- ( 1 ) 現在のPERは14倍で、過去5年平均の16倍を下回る割安水準です。
- ( 2 ) 業績上方修正により予想PERは12倍に低下し、投資妙味が高まっています。
- ( 3 ) IT企業のPER30倍は、高成長期待を反映した妥当な水準と考えています。
- ( 4 ) PERの業種間格差を考慮し、セクター内での相対評価を重視しています。
- ( 5 ) 景気敏感株のPERは、景気サイクルを考慮した判断が必要です。
- ( 6 ) 連続増益によりPERは徐々に低下し、株価上昇余地が拡大しています。
PERの会話例
PBRとは?
PBR(Price Book-value Ratio:株価純資産倍率)とは、株価を一株当たり純資産(BPS)で除した指標で、企業の解散価値に対する株価の倍率を示します。
1倍が理論的な下限とされ、1倍割れは株価が解散価値を下回る割安状態を意味します。PBRはROE(自己資本利益率)と密接な関係があり、PBR=ROE×PERという関係式が成立します。
高ROE企業は高PBRが正当化されます。資産内容が重要な銀行や不動産業の評価に特に有効で、成長性より資産価値を重視する投資家に好まれます。
PBRの例文
- ( 1 ) PBR0.8倍での推移は、市場が当社の価値を十分評価していない証左です。
- ( 2 ) 自社株買いと増配により、PBR1倍達成を目指します。
- ( 3 ) ROE改善がPBR上昇の原動力となり、株価は適正水準に向かっています。
- ( 4 ) 実質PBRは0.5倍で、含み資産を考慮すると著しく割安です。
- ( 5 ) PBR-ROEモデルによる分析で、当社株の割安度が確認されました。
- ( 6 ) 東証のPBR1倍割れ企業への改善要請により、経営改革が加速しています。
PBRの会話例
PERとPBRの違いまとめ
PERは収益力評価、PBRは資産価値評価の指標で、それぞれ異なる視点から株価水準を判断します。
成長株はPER重視、バリュー株はPBR重視の傾向があります。両指標にはPBR=ROE×PERという関係があり、組み合わせて使うことで、より多角的な企業評価が可能になります。
PERとPBRの読み方
- PER(ひらがな):ぴーいーあーる
- PER(ローマ字):pi-i-a-ru
- PBR(ひらがな):ぴーびーあーる
- PBR(ローマ字):pi-bi-a-ru