【のろのろ】と【ぐずぐず】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

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のろのろとぐずぐずの分かりやすい違い

のろのろとぐずぐずは、どちらも遅い様子を表す擬態語ですが、原因が異なります。のろのろは物理的に動作が非常に遅い様子を表し、亀のような遅さをイメージさせます。

一方、ぐずぐずは迷いや不満で決断や行動を先延ばしにする様子を表し、心理的な問題を示します。日常生活では、のろのろ運転、ぐずぐず迷うなど、速度の問題か決断の問題かで使い分けることで、より正確に遅さの原因を表現できます。

のろのろとは?

のろのろは、動作や移動が非常に遅い様子を表す擬態語です。亀の歩みのように、物理的にゆっくりとした動きを表現し、見ている人をイライラさせるような遅さを示します。日常生活では、渋滞中の車、遅い歩行、作業の遅さ、機械の動作、高齢者の動きなどに使われます。

必ずしも批判的ではなく、状況によっては仕方のない遅さを表すこともあります。のろのろという表現は、視覚的に遅さがイメージしやすく、童話うさぎとかめでも使われる親しみやすい言葉です。

急ぐ必要がある時には困る動きを表現する、日常的な擬態語です。

のろのろの例文

  • ( 1 ) 車がのろのろ進んでいる。
  • ( 2 ) のろのろ歩いていたら遅刻する。
  • ( 3 ) 作業がのろのろで進まない。
  • ( 4 ) 亀がのろのろ這っている。
  • ( 5 ) エレベーターがのろのろ動く。
  • ( 6 ) のろのろ運転は危険だ。

のろのろの会話例

前の車、のろのろだね。
渋滞だから、のろのろになっちゃうね。
のろのろ歩かないで急いで!
ごめん、足が痛くてのろのろになった。
作業がのろのろで困る。
丁寧にやってるから、のろのろに見えるかも。

ぐずぐずとは?

ぐずぐずは、迷いや不満、面倒くささから決断や行動を先延ばしにする様子を表す擬態語です。やるべきことを分かっていながら、なかなか始めない心理状態を表現します。日常生活では、朝起きられない、宿題を始めない、決断を先延ばしにする、文句を言いながら動かない、準備に時間をかけすぎるなどの場面で使われます。

子供の駄々をこねる様子も表します。ぐずぐずという表現は、意志の弱さや優柔不断を表し、周りの人をイライラさせる行動を示します。

ぐずぐずしないで!という叱責でよく使われる、しつけに関わる重要な言葉です。

ぐずぐずの例文

  • ( 1 ) 朝からぐずぐずしている。
  • ( 2 ) ぐずぐず迷って決められない。
  • ( 3 ) 子供がぐずぐず泣いている。
  • ( 4 ) 準備をぐずぐずしていた。
  • ( 5 ) ぐずぐず言い訳をするな。
  • ( 6 ) 宿題をぐずぐず先延ばしにした。

ぐずぐずの会話例

いつまでぐずぐずしてるの?
決められなくて、ぐずぐずしちゃった。
ぐずぐず言わずに始めよう。
分かった。もうぐずぐずしない。
朝、ぐずぐずする癖を直したい。
目覚ましを遠くに置けば、ぐずぐずしないよ。

のろのろとぐずぐずの違いまとめ

のろのろとぐずぐずは、遅さを表しますが、原因が異なります。のろのろは物理的な動作の遅さを、ぐずぐずは心理的な迷いによる遅れを表現します。

能力の問題か意志の問題かで使い分けることで、より的確に問題を指摘できます。日常会話では、動きが遅い時はのろのろ、決められない時はぐずぐずを使うなど、遅さの原因に応じて選ぶことで、適切な表現ができます。

のろのろとぐずぐずの読み方

  • のろのろ(ひらがな):のろのろ
  • のろのろ(ローマ字):noronoro
  • ぐずぐず(ひらがな):ぐずぐず
  • ぐずぐず(ローマ字):guzuguzu
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