【募る】と【集める】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

募ると集めるの分かりやすい違い
募ると集めるは、どちらも何かを得ることですが、方法が異なります。
募るは呼びかけて応募を待つこと、集めるは自ら動いて寄せることです。
ボランティアを「募り」、切手を「集める」という使い分けをします。
募るとは?
募るとは、広く呼びかけて、人や物、意見などの応募や提供を求めることです。公募や募集という形で、相手の自発的な参加や協力を待つ受動的な側面があります。公的な場面や正式な手続きで使われることが多い言葉です。
「参加者を募る」「寄付を募る」「意見を募る」など、広く呼びかけて応募を待つ場面で使います。公平性や透明性が重要な場合に適した表現です。
イベントの参加者募集、寄付金の呼びかけ、アイデアの公募など、多くの人に機会を開く場面で使われる公式な表現です。
募るの例文
- ( 1 ) 災害支援の寄付金を募っています。
- ( 2 ) 新規事業のアイデアを募る。
- ( 3 ) ボランティアスタッフを募っている。
- ( 4 ) 広く意見を募って計画を立てる。
- ( 5 ) 参加者を募るポスターを作成した。
- ( 6 ) クラウドファンディングで資金を募る。
募るの会話例
「スタッフが足りない」
「じゃあ、募ってみようか」
「どうやって参加者を?」
「SNSで募る予定だよ」
「資金はどうする?」
「寄付を募ることにした」
集めるとは?
集めるとは、散らばっているものを一つの場所に寄せたり、同じ種類のものを収集したりすることです。自ら積極的に動いて、物や人を一か所にまとめる能動的な行為を指します。日常的に幅広く使われる基本的な動詞です。
「ゴミを集める」「人を集める」「情報を集める」など、様々なものを一か所に寄せる行為を表現します。目的や方法は問わず、幅広く使える言葉です。
趣味のコレクション、掃除、会議の招集など、物や人を一つにまとめる様々な場面で使われる日常的な表現です。
集めるの例文
- ( 1 ) 趣味で切手を集めている。
- ( 2 ) 会議のために資料を集める。
- ( 3 ) 公園でゴミを集めてきれいにした。
- ( 4 ) 必要な情報を集めてから判断する。
- ( 5 ) 友達を集めてパーティーを開く。
- ( 6 ) 落ち葉を集めて堆肥にする。
集めるの会話例
「この切手すごいね」
「コツコツ集めたんだ」
「みんなに連絡する?」
「全員集めて相談しよう」
「資料作りは?」
「データを集めているところ」
募ると集めるの違いまとめ
募るは公募して応募を待つ、集めるは能動的に寄せることを表します。
募るは呼びかけ中心、集めるは行動中心という違いがあります。
公的な場面では募る、個人的な活動では集めるを使うことが多いです。
募ると集めるの読み方
- 募る(ひらがな):つのる
- 募る(ローマ字):tsunoru
- 集める(ひらがな):あつめる
- 集める(ローマ字):atsumeru