【内弁慶】と【人見知り】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

内弁慶と人見知りの分かりやすい違い
内弁慶と人見知りは、どちらも人付き合いに関する言葉ですが、意味が違います。
内弁慶は、家の中では威張ったり強気だったりするのに、外では大人しくなる人のことです。場所によって態度が変わるのが特徴です。人見知りは、知らない人と会うと緊張したり、話すのが苦手だったりする性質のことです。
内弁慶は態度の使い分け、人見知りは初対面での緊張という違いがあります。
内弁慶とは?
内弁慶とは、家の中では威張ったり強気な態度を取るのに、外では急に大人しくなる人のことを指します。弁慶という強い武将の名前を使って、内(家)でだけ強いという意味を表現しています。
家族には横柄な態度を取るが、学校や職場では借りてきた猫のように大人しいという二面性を持つ人を批判的に表現する言葉です。
「あの子は内弁慶だ」のように使い、主に子供の性格を表すことが多いですが、大人に対しても使われます。場所によって態度を使い分ける様子を皮肉った表現です。
内弁慶の例文
- ( 1 ) うちの息子は典型的な内弁慶だ。
- ( 2 ) 内弁慶な性格を直したいと思っている。
- ( 3 ) 彼は内弁慶で、家族には偉そうにする。
- ( 4 ) 内弁慶な子供が増えているらしい。
- ( 5 ) 妹は内弁慶で、外では全く意見を言わない。
- ( 6 ) 内弁慶は将来困ることになるよ。
内弁慶の会話例
人見知りとは?
人見知りとは、初対面の人や慣れない人に対して緊張したり、警戒したりする性質や、そういう性質を持つ人を指します。「人見知りする」「人見知りが激しい」のように使います。
特に乳幼児が知らない人を見て泣いたり隠れたりする現象を指すことも多いですが、大人の対人不安や社交的でない性格も表現します。
必ずしも否定的な意味ではなく、慎重で繊細な性格の表れとして理解されることもあります。時間をかければ打ち解けられる場合が多いのが特徴です。
人見知りの例文
- ( 1 ) 赤ちゃんが人見知りを始めた。
- ( 2 ) 私は人見知りなので、パーティーは苦手です。
- ( 3 ) 人見知りが激しくて、初対面の人とは話せない。
- ( 4 ) 人見知りを克服したいと思っている。
- ( 5 ) 彼女は人見知りしない性格だ。
- ( 6 ) 人見知りする時期は成長の証だ。
人見知りの会話例
内弁慶と人見知りの違いまとめ
内弁慶は場所で態度が変わること、人見知りは初対面で緊張することという違いがあります。
内弁慶は家では威張り外では大人しい二面性を批判的に表し、人見知りは知らない人への緊張や警戒を表します。内弁慶は態度の問題、人見知りは性格の特徴という違いがあります。
どちらも対人関係に関わりますが、内弁慶は使い分け、人見知りは苦手意識という点で異なります。
内弁慶と人見知りの読み方
- 内弁慶(ひらがな):うちべんけい
- 内弁慶(ローマ字):uchibenkei
- 人見知り(ひらがな):ひとみしり
- 人見知り(ローマ字):hitomishiri