【明示】と【開示】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

明示と開示の分かりやすい違い
明示と開示は、どちらも示すことに関する言葉ですが、方法が異なります。
明示は内容をはっきり示すこと、開示は非公開だった情報を公開することです。
規則を「明示」し、財務情報を「開示」するという使い分けをします。
明示とは?
明示とは、物事をはっきりと分かりやすく示すことです。曖昧さを排除し、誰が見ても理解できるように明確に表現することを指します。契約条件、規則、意思など、誤解を避けるために重要な内容を明確にする際に使われます。
「条件を明示する」「明示的に伝える」「価格を明示」など、はっきりと示す必要がある場面で使います。ビジネスや法律関係でよく使われる表現です。
契約書の条項、商品の価格表示、ルールの説明など、明確さが求められる場面で使われる重要な言葉です。
明示の例文
- ( 1 ) 契約条件は必ず明示してください。
- ( 2 ) 料金体系を明示することで信頼を得られる。
- ( 3 ) 規則違反の罰則を明示しておく必要がある。
- ( 4 ) 自分の意思を明示的に伝えた。
- ( 5 ) 締切日を明示しないと混乱が生じる。
- ( 6 ) 注意事項は赤字で明示されている。
明示の会話例
「ルールは?」
「規約に明示してあります」
「条件がわからない」
「全て明示しますので安心してください」
「値段は?」
「料金表に明示されています」
開示とは?
開示とは、これまで公開していなかった情報や秘密にしていた事柄を、外部に向けて公開することです。企業の財務情報、個人情報、機密情報など、一定の条件下で公開される情報に対して使われます。透明性や説明責任が求められる場面で重要な概念です。
「情報開示」「開示請求」「財務情報を開示」など、非公開だった情報を公開する行為を表現します。法的義務として行われることも多い行為です。
企業の決算発表、個人情報の本人への提供、公文書の公開など、透明性が求められる場面で使われる専門的な表現です。
開示の例文
- ( 1 ) 企業は財務情報を定期的に開示する義務がある。
- ( 2 ) 個人情報の開示請求を行った。
- ( 3 ) 新製品の詳細を開示する時期が来た。
- ( 4 ) 政府は関連文書を開示すべきだ。
- ( 5 ) 開示された情報から問題点が明らかになった。
- ( 6 ) 株主に対して経営情報を開示した。
開示の会話例
「財務状況は?」
「決算時に開示します」
「詳しい情報は?」
「来週開示予定です」
「秘密なの?」
「適切な時期に開示します」
明示と開示の違いまとめ
明示は明確に示すこと、開示は非公開情報を公開することです。
明示は分かりやすさ重視、開示は透明性重視という違いがあります。
ビジネスでは条件を明示し、必要に応じて情報を開示することが大切です。
明示と開示の読み方
- 明示(ひらがな):めいじ
- 明示(ローマ字):meiji
- 開示(ひらがな):かいじ
- 開示(ローマ字):kaiji