【株価収益率】と【株価純資産倍率】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
株価収益率と株価純資産倍率の分かりやすい違い
株価収益率と株価純資産倍率は、どちらも株価の割高・割安を判断する指標ですが、比較対象が異なります。株価収益率は株価が1株利益の何倍かを示し、株価純資産倍率は株価が1株純資産の何倍かを示します。
例えると、株価収益率は年収に対する家の価格、株価純資産倍率は土地・建物の価値に対する家の価格のような関係です。
株価収益率とは?
株価収益率とは、株価を一株当たり利益(EPS)で割った指標で、投資金額を何年分の利益で回収できるかを示します。PER(Price Earnings Ratio)とも呼ばれ、株価の割高・割安を判断する最も一般的な指標です。
日本株の平均は15倍前後で、成長企業ほど高くなる傾向があります。株価収益率が低いほど割安とされますが、業種により水準が異なり、成長性の低い企業では低くなります。
将来の利益成長期待が株価に織り込まれるため、予想PERでの評価も重要です。投資判断の基本指標として広く活用されています。
株価収益率の例文
- ( 1 ) 当社の株価収益率は18倍で、業界平均の15倍を上回っています。
- ( 2 ) 予想株価収益率は12倍まで低下し、割安感が強まっています。
- ( 3 ) 成長期待を反映し、株価収益率は一時30倍まで上昇しました。
- ( 4 ) 株価収益率の低下により、自社株買いの好機と判断しています。
- ( 5 ) セクター別株価収益率分析により、相対的な割安度を評価しています。
- ( 6 ) 過去5年平均の株価収益率を基準に、適正株価を算定しています。
株価収益率の会話例
株価純資産倍率とは?
株価純資産倍率とは、株価を一株当たり純資産(BPS)で割った指標で、株価が解散価値の何倍で取引されているかを示します。PBR(Price Book-value Ratio)とも呼ばれ、1倍を下回ると理論的に割安とされます。
資産価値に着目した指標で、特に資産を多く保有する企業の評価に適しています。日本企業の多くがPBR1倍前後で推移しており、1倍割れは市場が将来性を低く評価している可能性があります。
ただし、知的財産など帳簿に表れない価値もあるため、総合的な判断が必要です。
株価純資産倍率の例文
- ( 1 ) 株価純資産倍率0.7倍は、明らかな割安水準を示しています。
- ( 2 ) 株価純資産倍率が1倍を回復し、市場の評価改善が確認できました。
- ( 3 ) ROE向上により、株価純資産倍率2倍が正当化される水準になりました。
- ( 4 ) 含み資産を考慮すると、実質的な株価純資産倍率はさらに低くなります。
- ( 5 ) 株価純資産倍率の上昇は、将来の成長期待を反映したものです。
- ( 6 ) 同業他社比較で、当社の株価純資産倍率には上昇余地があります。
株価純資産倍率の会話例
株価収益率と株価純資産倍率の違いまとめ
株価収益率は収益力基準、株価純資産倍率は資産価値基準の評価指標です。成長企業は高PER・高PBR、成熟企業は低PER・低PBRとなる傾向があります。
両指標を組み合わせることで、収益面と資産面の両方から株価の妥当性を評価でき、より適切な投資判断が可能になります。
株価収益率と株価純資産倍率の読み方
- 株価収益率(ひらがな):かぶかしゅうえきりつ
- 株価収益率(ローマ字):kabukashuuekiritsu
- 株価純資産倍率(ひらがな):かぶかじゅんしさんばいりつ
- 株価純資産倍率(ローマ字):kabukajunnshisannbairitsu