【語彙】と【ボキャブラリー】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
語彙とボキャブラリーの分かりやすい違い
語彙とボキャブラリーは、どちらも知っている言葉の数や種類を表しますが、使う場面が違います。
語彙は日本語の学術用語で、国語の授業や論文などで使われる堅い表現です。ボキャブラリーは英語から来たカジュアルな言葉で、英会話学習などでよく使われます。
意味は同じでも、フォーマルな場面では語彙、カジュアルな場面ではボキャブラリーを使います。
語彙とは?
語彙(ごい)とは、ある言語において使用される単語の総体、または個人が知っている・使える言葉の集合を指す日本語の学術用語です。語は言葉、彙は集まりを意味し、言葉の集まり全体を表します。国語教育、言語学、日本語教育などの分野で正式に使われ、語彙力、語彙数、基本語彙などの複合語もあります。
語彙は量的な側面(語彙数)と質的な側面(語彙の豊かさ)の両方を含みます。年齢、教育レベル、読書量などによって個人の語彙は大きく異なり、一般的な日本人の理解語彙は3万~5万語と言われています。語彙を増やすことは、思考力や表現力の向上につながるため、教育において重要視されています。
専門用語としての語彙には、基礎語彙、専門語彙、方言語彙など様々な分類があります。また、理解語彙(読んで分かる)と使用語彙(実際に使える)の区別も重要で、通常は理解語彙の方が使用語彙より多くなります。
語彙の例文
- ( 1 ) 読書を通じて、語彙を豊かにすることができます。
- ( 2 ) 子供の語彙力を伸ばすには、会話が大切です。
- ( 3 ) 専門分野の語彙を身につけるのに時間がかかりました。
- ( 4 ) 語彙の貧困は、思考の貧困につながります。
- ( 5 ) 日本語の基本語彙は、約2000語と言われています。
- ( 6 ) 年齢とともに語彙が増えていくのは自然なことです。
語彙の会話例
ボキャブラリーとは?
ボキャブラリー(vocabulary)とは、英語から来た外来語で、個人や集団が持つ言葉の知識や使える単語の範囲を指します。主に英語学習の文脈で使われることが多く、ボキャビル(ボキャブラリービルディング)のような略語も生まれています。カタカナ表記のため、日常会話で使いやすい印象があります。
英会話スクールや語学学習アプリではボキャブラリーを増やそうというフレーズがよく使われ、単語力向上の重要性を訴えています。ビジネスシーンでもプレゼンのボキャブラリーが豊富のように、表現力を評価する際に使われることがあります。若い世代を中心に、日本語の語彙についてもボキャブラリーと表現することが増えています。
ボキャブラリーという言葉自体が、日本語の語彙に新しく加わった例でもあり、言語の変化を示しています。グローバル化が進む現代では、このような外来語の使用が自然になっており、コミュニケーションツールとして定着しています。
ボキャブラリーの例文
- ( 1 ) 英語のボキャブラリーを増やすために、単語帳を使っています。
- ( 2 ) 彼のボキャブラリーの豊富さには、いつも感心します。
- ( 3 ) ビジネスで使えるボキャブラリーを身につけたいです。
- ( 4 ) ボキャブラリーが少ないと、表現が単調になりがちです。
- ( 5 ) 映画を見ることで、生きたボキャブラリーが学べます。
- ( 6 ) 1日10個ずつボキャブラリーを覚える習慣をつけました。
ボキャブラリーの会話例
語彙とボキャブラリーの違いまとめ
語彙とボキャブラリーは、本質的には同じ言葉の蓄えを意味しますが、使用される文脈とニュアンスに違いがあります。語彙は日本語の正式な学術用語で、教育現場や研究分野で使われます。ボキャブラリーは英語由来のカジュアルな表現で、主に語学学習の場面で使われます。
語彙力テストは国語教育で、ボキャブラリーテストは英語教育で使われるように、対象言語によって使い分けることもあります。また、年配の方には語彙、若い世代にはボキャブラリーの方が通じやすい傾向があります。
どちらを使っても間違いではありませんが、学術的・公式な場面では語彙、日常会話や語学学習ではボキャブラリーを選ぶのが自然です。言葉の選択自体が、語彙力の一部といえるでしょう。
語彙とボキャブラリーの読み方
- 語彙(ひらがな):ごい
- 語彙(ローマ字):goi
- ボキャブラリー(ひらがな):ぼきゃぶらりー
- ボキャブラリー(ローマ字):bokyaburarii