【かなり】と【相当】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

かなりと相当の分かりやすい違い
かなりと相当は、どちらも程度の大きさを表す副詞ですが、強さと硬さが異なります。かなりは普通より程度が大きいことを表す口語的な表現で、日常会話でよく使われます。
一方、相当は予想以上に程度が大きいことを表し、かなりより強く、やや硬い印象を与えます。日常生活では、かなり疲れた、相当困ったなど、程度の強さや文脈の硬さに応じて使い分けることで、より適切に程度を表現できます。
かなりとは?
かなりは、普通の程度を超えて大きい様子を表す副詞です。可成りと漢字で書くこともありますが、通常はひらがなで表記され、口語的で親しみやすい表現として広く使われます。
日常生活では、疲労度、難しさ、美味しさ、距離、時間など、あらゆる程度を表す時に使われます。かなり○○だという形で、話し手の主観的な評価を表現する便利な言葉です。
かなりという表現は、断定的すぎず、柔らかい印象を与えるため、日常会話で最も使いやすい程度副詞の一つです。老若男女問わず使える、汎用性の高い表現です。
かなりの例文
- ( 1 ) 今日はかなり疲れた。
- ( 2 ) かなり難しい問題だ。
- ( 3 ) 駅までかなり遠い。
- ( 4 ) 料理がかなり美味しかった。
- ( 5 ) かなり時間がかかりそうだ。
- ( 6 ) 彼はかなり頑張っている。
かなりの会話例
相当とは?
相当は、予想や基準を超えて程度が大きい様子を表す副詞です。かなりより強い程度を示し、やや改まった印象を与える表現で、驚きや強調のニュアンスを含みます。日常生活では、困難さ、実力、被害の大きさ、努力の程度など、より深刻または重要な事柄に使われます。
相当なものという言い方で、レベルの高さを表現することもあります。
相当という表現は、客観的な評価を含み、説得力のある表現として使われます。ビジネスや正式な場面でも使いやすく、程度の大きさを強調したい時に効果的な言葉です。
相当の例文
- ( 1 ) 台風で相当な被害が出た。
- ( 2 ) 相当困っているようだ。
- ( 3 ) 彼は相当な実力者だ。
- ( 4 ) 相当な覚悟が必要だ。
- ( 5 ) 相当頑張らないと無理だ。
- ( 6 ) この仕事は相当難しい。
相当の会話例
かなりと相当の違いまとめ
かなりと相当は、程度の大きさを表しますが、強さが異なります。かなりは一般的な程度の大きさを、相当はより強い程度を表現します。
また、かなりは口語的、相当はやや硬い表現です。場面や強調度に応じて使い分けると効果的です。日常会話では、普通に程度が大きい時はかなり、特に強調したい時は相当を使うなど、表現したい強さに合わせて選ぶことで、適切な程度を伝えることができます。
かなりと相当の読み方
- かなり(ひらがな):かなり
- かなり(ローマ字):kanari
- 相当(ひらがな):そうとう
- 相当(ローマ字):soutou